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赤い、紅い、朱い、歌声
赤い、紅い、朱い、歌声
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憤怒の魔種。或いは、傲慢の魔種。
心に刻まれ蓋をしていた記憶が天義の悪意によって解放され堕ちた姿。
彼女の怒りは真っ当なものではあるものの、それが傲慢によって影響されるのならばそれは理不尽に巡りゆく事になるかもしれない。
感情が成熟しきっていないのは幼さを盾にしていたばかりではなく、彼女の実年齢がまだ十代である事にも多少なりとも影響はあるかもしれない。
それでも彼女は憎くて憎くて感情を抑える事が出来なかった。これはそんな末路である。
彼女は歌姫と呼ばれるに等しく歌による効果で相手を苦しめる事だろう。
それが彼女の怒りの歌なのか、悲しみの歌なのかは……また別の話である。