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歴史に「もしも」は無いが…たらればで語りたくなるものでもある。
シレンツィオ・リゾートでの決戦。古の神格を相手取り、イレギュラーズは大立ち回りを繰り広げた。
その過程の中で、その信奉者たる巫女との対話が行われた。
もし、その時、綾辻・愛奈が、巫女の思想に共鳴していたら――

歴史に「もしも」は禁句である。
結果として愛奈は拒絶し、ダガヌはイレギュラーズによって祓われた。
だが。もしも彼女が新たな力を求めたら。その時どうなるか…
何せ、「無辜の民を護りたい」という気持ちだけは、共通していたのだから。