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Uweのうみちょすによる2人ピンナップクリスマス2022
Uweのうみちょすによる2人ピンナップクリスマス2022
イラストSS
クリスマスシーズンは奇妙なグッズが売り出される。可愛らしいキャラクターグッズの新作があるかもしれない。
けれど、クリスマスと言えども病院は盛況だ。そればかりでは疲れてしまうからと昼食の買い出しに出てから晴陽はふと雑貨屋に立ち寄った。
陳列されたぬいぐるみコーナーに見慣れぬ生き物が居た。
それがUweである事に晴陽は気付いていない。ぬいぐるみの陳列を手伝っていたUweは疲弊の余り棚で眠ってしまったのだ。
晴陽はそれが夜妖なのかぬいぐるみなのかをまじまじと見詰めた。生命の反応がある気がするが理解は出来ない。
「……いや、息をするぬいぐるみ?」
澄原晴陽はその時ばかりは少し頭が弱かった。
じいとUwe(らしきぬいぐるみ)を見詰める。縫製は正直、縫い目と言う部分は見当たらない気がする。
いやしかし、お顔はちょっぴり歪んで非常にラブリーな気がした。
そもそも、腹が動いているのはどうしてだろうか。やはり生物が棚に紛れ込んで――いやいや、こんなにキュートな夜妖がいるか。いや、居ない(勝手な断定)。
「あ」
晴陽はその時気付いた。値札がない。
「……保護、するべきでしょうか」
そのままUweを手に右往左往する晴陽の姿を水夜子が保護しにやってきたのはまた別の話である。
*SS担当:夏あかね