PandoraPartyProject

イラスト詳細

アルフィオーネ・エクリプス・ブランエトワルの樹下じゅげによるおまけイラスト

作者 樹下じゅげ
人物 アルフィオーネ・エクリプス・ブランエトワル
アルフィンレーヌ
イラスト種別 おまけイラスト(→元発注イラスト
納品日 2022年12月24日

1  

イラストSS

●Challenges are what make life interesting and overcoming them is what makes life meaningful.
「…………」
 沈黙だけが場に満ちて、全てを物語っていた。アルフィンレーヌは周りを見渡して、其れから『あっ』と悟った様に小さく頷いてアルフィオーネの肩を景気付ける様に勢い良く叩いた。
「さささ、最高のおもてなしをしないとねぇ??? やだー此の服可愛い~」
「…………わたしが迂闊に皆んなの胃袋を掴んでしまったばかりに…………」
「ほらっ、何時迄もしゅんっとしてないで着替えちゃいましょ!」
「丈が短いのは村長の性癖に皆んなの意見が合致したらしいよ」
「村長ォッ!!」

 文句たらたらだったものの、一度やり始めてみればアルフィオーネの顔にも朗らかな笑顔が戻る。其れでこそ、とアルフィンレーヌもせっせせっせとパーティの準備に精を出した。
「お尻からねっ パッカーンってしてスタッフィングよ」
「なんて?」
「こうやってお腹に芋とかを突っ込む事をスタッフィングって云う」
「へぇ そうだ、パイにメッセージとか入れたら如何かしら? 長文は難しいけど」
「じゃあ「メリクリ」で」
「オッケー」

「ねえねえ」
「なあに」
「本当はパーティの準備なんかせずに何処かに遊びに行きたかったけど……やったらやったで楽しくなってきた」
「良かったじゃない、わたしも結構楽しいわ」
「因みにさっきのスタッフィングしたものに火が通ってないようなら、七面鳥もまだ焼けてないって事になる。あとは串刺しにしてやって出て来る汁が透明なら完璧」
「元気が出て来たらめっちゃ語るじゃないの」
「焼き立ての一番美味しい皮のとこ、あなたにあげるね」
「ふふ、有難う」
「でも来年こそバックレる」
「其の時は付き合うわよ」
「あーりがとー」

 ※SS担当者:しらね葵

PAGETOPPAGEBOTTOM