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ボディ・ダクレの鳴蚊嶋五連による2人ピンナップクリスマス2022
ボディ・ダクレの鳴蚊嶋五連による2人ピンナップクリスマス2022
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「今日は疲れましたね龍成」
「んー、そうだな。ボディは楽しかったか?」
居間のローソファに座りながらボディと龍成は寛いでいた。
燈堂本邸で行われたクリスマスパーティを引き上げて、二人で飲み直していたのだ。
途中まで雛菊姿だったボディは龍成がうつらうつらしてきた辺りで屍機姿へと変わっていた。
人間というものは案外見た目の違いを気にする生き物だ。
自分が守ってやらねばと思う雛菊姿では、龍成が『寝落ち』する所は見られない。
先日の仕返しにとばかりにボディは両手を広げてみせる。
「ん……」
相当眠いのだろう、龍成は大人しくボディの胸板に顔を埋めた。
「柔らかい……」
「それ、他の人の前でやっては駄目ですよ」
「やら、ねぇ……し。おまえ、前だけ……ぁし」
むにゃむにゃと抱きついたまま目を閉じた龍成をボディは持ち上げ隣に座らせる。
温かさを求めるようにボディの肩へもたれ掛かった龍成にブランケットをかけてやるボディ。
こうして支えられるのもこの姿があるお陰で、何だか柔らかで優しい感情がボディの胸を駆け巡る。
恋愛というものは理解できないけれど、居心地が良いは分かっているつもりだ。
きっと、この時間は「幸せ」というものなのだろう。
そんな事思いながらボディもモニターの電源を落したのだ。
※担当:もみじ