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【Scheinen Nacht2022】お前もミニスカサンタになるんだよォッ!!(仕返し)
【Scheinen Nacht2022】お前もミニスカサンタになるんだよォッ!!(仕返し)
イラストSS
●Defeat? I do not recognize the meaning of the word.
緩くカールした滑らかな黝のロングヘアにはお馴染みのピンクのカチューシャが何時もよりも映えているとすら思わせる。
『暫定的に男性』である軀つきは少し首を詰まり気味に、逆に袖や裾はビショップ・スリーヴとフレアなスカートでゆとりを持し、高い位置でベルトでウェストマーク。ニーソックスから覗く白い太腿で抜け感を出した――世界の『女装』にエルスは思わず立ち上がり両腕を天高く掲げた。
「ふふふ……似合ってるわよ世界さん!」
「おい……、No.1の男を決めるコンテストと聞いてたが、女装とは聞いてなかったぞ……?!」
「No.1を決める事に嘘はないじゃないですか」
「そうだけど、5W1Hって識らない? あ、眼を逸らすんじゃねえよ」
「ぷひゅーーー」
「うわっ、下手な口笛!!」
メイクの技術もさる事乍ら、素材も良い。此れならあの時イレギュラーズに持ち込まれた『依頼』に私を派遣しなくても良かったでは無いかと口を尖らせたくなる程には、今の世界は完璧なミニスカサンタさんだ。
「世界さん、世界さん、目線下さーい! ポーズもお願いします!」
「おい待て、記録媒体に残すのは無しだ、勘弁してくれ!」
「えー、減るものでも無いでしょう?」
「減るから、神経とかね! 抑もシャイネン・ナハトに乗じて女装コンテスト~ってラサの住民は一体如何かしちゃってると思うぞ……! いや本当マジで洒落にならん……辛ッ……」
※SS担当者:しらね葵