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ディアナ・クラッセンの天野 架による2人ピンナップクリスマス2022
ディアナ・クラッセンの天野 架による2人ピンナップクリスマス2022
イラストSS
貴族のお嬢様、なんて彼女に言えば顔をしかめられるだろう。
それでも、良い出自である彼女に引けをとらないように。或いは彼女が恥をかかないように必死で勉強してき。
内心は不安で情けない気もするがそんなこと表情にはおくびにも出さず、愛しいひとをエスコートする。
服に着られていないかだとか、やっぱり不安も残ってしまうが。ディアナは気にする様子もなく、慣れた様子でセージの手を取って。
「……。そういう格好すると普段とは違うかっこよさがあるわよね。惚れ直したなんて、言ってあげないけど」
指にくるくると髪の毛を巻きつける姿を見ると、なんだか安心する。彼女は素直にはならない。けれどその仕草が。声が。表情おそが、一番の素直なことばにほかならない。
「……そうかい、そりゃよかった。俺も一張羅を引っ張ってきた甲斐があったってもんだな」
「あら、これからそんな機会なんて増えるでしょう。もうクローゼットの奥になんてしまわなくたっていいのよ」
「へぇ……それは二回目以降があるって期待してもいいのか?」
にやりと歪む口元。嗚呼、たまらなく愛おしい。
「もう、そんなこと言わなくたって解ってる癖に!」
特にその、真っ赤な表情とか!
※SS担当者:染