イラスト詳細
狂イ咲ク偽リノ結晶花
狂イ咲ク偽リノ結晶花
詳細設定
それは幼い頃に出会った憧れの宝石姫。それを真似て花開いた、偽りの結晶花。
その輝きに生命のそれはなく、ただ無機質な、禍々しい光が溢れている。
心の傷の象徴である右目は紫色に変色し、もはや隠す必要もない。
過去の事も、憧れの本質も、全て忘れて……ただ、今美しく咲いて、愉しければ良い。
隠れる必要もない。貞淑である必要もない。ただただ、刹那的に、淫蕩に。
石膏の様に美しく取り繕った肌は、だからこそ覆いきれずひび割れ、結晶が覗いている。
もうとっく身体の芯まで変質してしまっているというのに。