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イラスト詳細

親愛なるヒトへ

作者 猫星 一之進
人物 エクスマリア=カリブルヌス
イルミナ・ガードルーン
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2017
登録されているアルバム
納品日 2018年02月13日

5  

イラストSS

 今日はシャイネン・ナハトのお泊まり会。正直シャイネン・ナハトとなどよくわからない。それでも大切なヒトと一緒にいれる夜というのは存外にして悪くない。
「エクスマリアさんの髪って綺麗ッスね」
「そうか?」
 ベッドの上で二人でゴロゴロしていたら、目の前に豪奢な金髪の髪が流れるのをみて、イルミナはそう思って、口にだしたのだ。
「はい! キラキラして、サラサラしてるのかなって」
「どうかな?」
 そう言ってエクスマリアは自分の髪の先に獅子を形作る。
「ひゃあ!」
 驚くイルミナに少しだけ口角を上げるエクスマリア。
「さわっていい」
「へ?」
「髪、梳かしていい。梳け」
「は、はいッス!」
 マシンの宿命。命令されれば彼女は逆らうことはできない。……逆らいたくない。こんな綺麗な金髪を梳かす栄誉を与えられたのだ。
「めっちゃ梳かすッス」
 イルミナは綺麗な装飾のついた櫛をスツールから取り出すと、丁寧にエクスマリアの髪に漉きいれる。まるで水の流れのようなその髪はすうっと櫛を流す。普段警戒色つよめのエクスマリアが自分だけに、普段は隠している角をみせてくれていることも。大切な髪を触らせてくれていることも嬉しい。
「ん」
 丁寧なイルミナの手の動きはエクスマリアにとっても気持ちがいい。だから小さく吐息を零し、目を閉じる。今日の物語を忘れぬようにと。

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