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黒水・奈々美の傾 千悠によるシングルピンナップクリスマス2021
黒水・奈々美の傾 千悠によるシングルピンナップクリスマス2021
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「はい、どうぞ。今年もいい子にしてくれてありがとうね」
そう言ってプレゼントを配る奈々美。
ミニスカサンタ衣装で大胆にも夜の街中を練り歩き、人々にプレゼントを配っていた。
輝かしい夜、シャイネンナハト。
平和の象徴として語られるこの大切な夜には、良い子にはプレゼントが配られる。
それに倣って奈々美もプレゼントを配っているのだが……こころなしか、彼女の顔は紅く染まっていた。
(うう……寒い。どうしてミニスカサンタなんて衣装を選んじゃったのかな、あたし……)
外はちらほら雪が降り、人々は寒さで手をポケットに入れたりしているのに……奈々美の衣装は胸もはみ出るほどのミニスカサンタ。
そこらを歩いている人達よりもよっぽど布面積が少なく、寒さを受け取る範囲は広い。
そして何より……衣装がめちゃくちゃ大胆。見えそうで見えない服のラインが極まっていて、奈々美の恥ずかしさのゲージをより一層増やしていた。
(早く帰りたい……でも笑顔、笑顔……)
寒さと恥ずかしさで早く帰りたいと願うものの、プレゼントを配り終えるまでは帰れない。
笑顔を絶やさず、少しだけヒクヒクと動く頬を無理矢理伸ばしながら奈々美は苦行を耐えきった。
※SS担当者:御影イズミ