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澄恋のかんが揶揄による2人ピンナップクリスマス2021
澄恋のかんが揶揄による2人ピンナップクリスマス2021
イラストSS
輝かしきはシャイネンナハト。
騒がしい祭りの喧騒。
だけどそこはそんな喧騒とは切り離された場所。
「きれいなおぐしですね」
花嫁衣装の鬼は鬼隠しでも隠せぬ角を桜色に染め、うっとりとベルフラウ・ヴァン・ローゼンイスタフ(p3p007867)の金色の絹糸のような髪を梳かす。
澄恋(p3p009412)にとって彼女の髪は触れたかったそれ。なんとはなしに「おぐしをととのえたい」とつぶやいた言葉にベルフラウが承諾したのだ。
「澄恋がどのように結ってくれるか楽しみだな」
「ふふ、たまには可愛らしいのもよいでしょう?」
いつか、「旦那様」とのややこが生まれて女の子であればこのように梳かしてあげることもあるのでしょう。
澄恋は慈母のような微笑みを浮かべる。
鏡に映るその笑みにつられるかのようにベルフラウも顔を綻ばせた。
(さあてどのようなものになるのか)
ベルフラウは目を閉じる。
次に目をあけたときにはきっと違う自分の姿があるのだろう。
とても楽しみだ。
(本当にきれいな髪……)
梳るたびにうっとりとしてしまう。
まずはふたつにわける。片方をピンでとめてもう片方を丁寧に編んでいく。
彼女の金の髪ににあうのは赤いリボン。
(とてもかわいらしい)
反対側も編んでいく。澄恋は女傑ではない可愛らしい女の子としての彼女ができあがっていくのがとてもとても、嬉しかった。
※SS担当者:鉄瓶ぬめぬめ