イラスト詳細
【140】幻想貴族娘の四つん這い裸リボン 首輪を添えて
【140】幻想貴族娘の四つん這い裸リボン 首輪を添えて
作者 | 結城ポンタ |
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人物 | 新田 寛治 リウィルディア=エスカ=ノルン |
イラスト種別 | 2人ピンナップクリスマス2021(サイズアップ) |
登録されているアルバム | |
納品日 | 2021年12月24日 |
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イラストSS
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「僕、なんでこんな格好してるんだろう……」
その問いに答えられる者はこの場にはいない。否、この状況下で誰かにいてもらっても困る。
人の好奇心とは末恐ろしいとはよく言ったもので、よく縛られたり縛ったりする事もあると言えばそう。
ただ、今回は縄の代わりに……リボンを、使ってみただけで。
「伯爵家の名代だって言うのに……こんなところを見られたら誤解されるってわかっているのに」
人は何故刺激的なスリルを求めてしまうのだろうと常々思う。
「本当にこんな姿で喜ぶ人がいるの?」
そもそも、だ。あの”眼鏡”が余計な事を言ったから。言ったから……興味が出ただけだ。実際こんな姿で”彼”の前に出れるはずがないのに……。
「こ、こここ、ここの姿で……わ、わたしをぷれぜんと……? うっ……むりむりむり!!」
出来るかこの野郎! と言った調子で泣きそうになる。その涙目が何とも背徳的な何かを感じさせる事は彼女にとってはどうでもいい事。
ただ一人にだけ自分を見て欲しいと思うけれど、今の姿だけはちょっと、いや、控えめに言って本気で勘弁して欲しい。
「リウィル? なんか叫び声がしたけど……」
「?!」
聞き覚えのある声に彼女の心臓は凍りつく。この後最大級のピンチが通りかかるが、乗り越えられたかどうかはまた別のお話……。
※SS担当者:月熾