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隠岐奈 朝顔の氷紗那による2人ピンナップクリスマス2021
隠岐奈 朝顔の氷紗那による2人ピンナップクリスマス2021
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瑠璃の夜空は瞬いて――
雲一つ無い空には幾億もの星が輝いている。
この景色は何度見ても美しいと朝顔は思った。
それが、大好きな人とならば尚更のこと。
「遮那君どうですか? 星が綺麗でしょう?」
「うむ、星は綺麗だが……どうして私が抱っこされているのだ?」
「ほらマフラーを二人で巻くには、どうしても遮那君との距離が近くないといけないじゃないですか? でも遮那君と私とでは身長差があり過ぎて……」
「まあ、そうだが……背負うとかも出来たろう?」
眉を下げて笑う遮那に、朝顔は目をまん丸にして驚いた顔をする。
「た、確かに……でも、こっちの方が顔がよく見えますし!」
「ははは、まあ誰も見てないから問題無い。ほれ、上を見上げてみるのだ。星が降ってくるぞ」
夜空を指差した遮那に習って、朝顔も視線を上げた。
そこには満天の星空が広がる。
「流れ星には願い事をすると良いそうだが」
「願い事ですか……私は、遮那君の最愛になりたいです!」
「ほう、それは星に願う事なのか?」
悪戯そうな笑みを浮かべた遮那に朝顔は頬を染める。
「はっ! 前言撤回します! 自分で掴み取ります!」
高らかに言い放つ朝顔の言葉に遮那はくすりと微笑んだ。
*SS担当:もみじ