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イラスト詳細

吹雪のよしやんによるおまけイラスト

作者 よしやん
アバター 吹雪
アレクシア
シラス
エイル・サカヅキ
スティア
イラスト種別 おまけイラスト(→元発注イラスト)(R.O.O)
登録されているアルバム
納品日 2021年12月24日

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イラストSS

●竜骨を越えても
 R.O.Oにおけるシャイネンナハトは世界的に浸透している。それは此処、最近交流を持つようになった亜竜種の集落『フリアノン』においても言えることだ。
 あるのかな、あったらいいねと友人たちと語り合いながらシャイネンナハトの衣装に身を包んでフリアノンを訪れた吹雪(p3x004727)は、見えた光景に思わず「わあ」と素の声を上げた。
 薄暗い洞窟内は今、シャイネンナハトの飾りで明るく照らされている。集落内は赤に緑、桃色に水色。明るい灯りがチカチカと美しく輝いて、住まう亜竜種たちにも何処か祭りを楽しむような雰囲気が溢れている。
「フリアノンも一緒なんだね!」
 もし祝う習慣がなかったら飾りつけたり広めようと思って沢山の飾りを持ってきたアレクシア(p3x004630)が、どうしましょうかと手にした飾りを見つめれば、エイル・サカヅキ(p3x004400)は閃いたと言わんばかりにニンマリと笑って。
「大きなツリーは無さそうだし、シラぽよをデコっちゃおうよー」
「シラスさんを!?」
「あ、それ楽しそう。シラス君は白いから、赤い飾りも星飾りも似合うだろうし」
 きっと映えるよなんて言うエイルにスティア(p3x001034)は驚くも、当の本人――シラス(p3x004421)はデコレーションされやすいようにジッとし、アレクシアは笑いながら早速彼に飾りを付けていく。
 五人が現在居る場所は、見通しの良い中央広場。そんなところでワイワイとシラスを飾り付け始めれば、住民たちはなんだなんだと興味を示して視線を向けてくる。
「集落の人達も誘って楽しみましょうか」
「そうですね、せっかくのシャイネンナハトだし、皆で楽しまないとね!」
「よかったらどうでしょう? 一緒にシラス君を飾りませんか?」
 アレクシアの声がけに、遠巻きに見ていた人々は顔を見合わせて。
 シラスに最初は遠慮するものの、堂々とした姿で飾り付けられていく彼に遠慮は不要だと察すれば、「これはどうだ?」「これも使えないか?」と各家庭で余らせた飾りも持ち込む始末。
「やば。ウケる」
 自分が言い出したのに、何この状況とエイルが笑う。
「どうだ? 俺はいい感じにツリーになれているか?」
「シラぽよフリアノン一映えてるよ~」
「シラス君、頭を下げて? オーナメントをもっと飾りましょう!」
「飾り付け終えたら、皆でフリアノン内を歩いて回らない?」
「パレードみたいだね。勿論、賛成!」
 楽しくてロールを忘れた吹雪に、スティアは振り袖を揺らして笑いかける。
 イレギュラーズもフリアノンの人々もそこには何の隔たりもなく、ただ楽しいことに全力で取り掛かって楽しくシャイネンナハトの夜を過ごすのだった。


 ※SS担当者:壱花

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