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神宮寺 麻菜のさすけによるおまけイラスト
神宮寺 麻菜のさすけによるおまけイラスト
イラストSS
――輝かんばかりのこの夜に、君が欲しい贈り物は?
リボンで彩られたシャンパンも、ふわふわな手触りのぬいぐるみも。
魅力的ではあるけれど、奇跡の夜に相応しい『ときめき』には至らない。
「それで本当に満足できる?」
分相応に無難な物をと手を伸ばしかけた男達へ、投げかけられる甘い誘惑。
嗚呼、潤いのあるルージュが弧を描き、リボンを絡めた繊細な右手が差し伸べられ――胸元のベルがリンと鳴り、たわわな胸がたゆんと揺れる。一度目が合ったら最期、魅入られずにはいられない、艶めく夜のセクシーサンタ。
「寂しいのよね? それなら此方へおいでなさい。
靴下から溢れる程の愛を飽きるほどに沢山、君にアゲル」
麻菜にとっては人生全てが遊びのうち。聖なる夜に刹那の快楽を求める事さえ同じ事。
酒気を帯びた身体が外気に触れて火照っていく。はぁ、と熱の籠った吐息をひとつ。
その色香に釣られ、一人、また一人と男達の手が麻菜に伸び、彼女の魅力へ堕ちていく。
「ふふ、擽ったい。……けれど我慢してあげるわ、可愛い人。
シャイネンナハトのプレゼントは私。さあ、思う存分楽しみましょう?」
聖しこの夜を愛で染め、刹那の快楽を受け入れて――。
*SS担当者:芳董NM