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橋場・ステラの白兎赤鳥による2人ピンナップクリスマス2020(横)
イラストSS
「はー、本当に楽しかったー! 楽しい時間が一瞬で過ぎちゃった気分です……!」
「良かったねぇステラちゃん。私も我が事の様に嬉しいわ!」
12/24。その夜は混沌世界において非常に大きな意味合いを持つ聖夜、シャイネンナハト。
――と言うだけではなく、かのイレギュラーズ、ステラの誕生日でもある!
正しく吉事が同時に来たのだと言わんばかりにこの聖夜に友人達と共に誕生日会が企画され――そして、大盛況で無事、終了したのだった。
盛り上げる為の小気味良いイベントや飾り付けにささやかながら嬉しいプレゼントに美味しい料理の数々やケーキ。
そして何よりも嬉しい仲間達や、今もこうして一緒に歩いているウィズィお姉ちゃんからの温かい祝福の言葉。
街に繰り出してのこのシャイネンナハトを祝う数々の催し物を、この時間を共に過ごすと言うのは先の言葉の通り、本当に楽しく、そして幸せな時間だったのだ。
「お姉ちゃん。……本当にありがとうございました。拙は幸せ者です」
「ふふ、ステラちゃんの誕生日なんだから当然よー? でも、どういたしまして、よ」
軽くそう言いながら誕生日会の企画の多くを手掛けてくれていたウィズィに……ステラは心の中で再度、感謝した。
ウィズィだけではない、この誕生日に共にあってくれた多くの仲間達にも。
旅人の彼女とて知らない訳がないのだ。この世界におけるシャイネンナハトがどれだけ重視されているのかを。
そんな日に時間を割き付き合ってくれた皆を、ウィズィを思い、堪らなく幸せを感じるのだ。
「でもまだまだよ。シャイネンナハトはまだこれからなんだから。また帰ったら改めてお祝いしようねー! 実はちゃんと別のケーキを用意してあるのよっ」
「……! お姉ちゃんはシャイネンナハトの天才ですか?」
「それほどでもないわねっ」
……どうやら、輝かんばかりのこの幸せな夜は、まだ続いてくれるらしい。
ならばと、願わずにはいられない。
同じ夜を過ごしている人達に、友人達に、そしてかの優しいウィズィに、祝福があらん事を――
*SS担当者:黒矢NM