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……欺しましたね?
……欺しましたね?
イラストSS
「ぐっふっふ、今日の秋奈ちゃんは冴えてたわけです」
――と、キメ顔で言った秋奈ちゃんは今現在、微笑みながらもキレているひよのパイセンの傍らに立っていたのだった。
時間は遡り、再現性東京:希望ヶ浜地区でのクリスマスでミニスカサンタの衣裳を着れば報酬が貰えるという胡散臭い依頼が張り出されていることに気付いた。勿論、ミニスカサンタになっても報酬は微々たるもので、対した仕事ではないわけだが……。
「一人でミニスカサンタさんになるなんて寂しいですよぉ、ひよの先輩! 出来れば一緒に! ね!? 後輩を助けると思って! ね!?」
『――秋奈さん、ですよぉ、なんて可愛い後輩ムーブメントしてましたっけ?」
「し、しししし、してたし!?」
……因みに、ここまで話した仕事だとかは全て嘘である。ピーンときた冴えた頭脳の秋奈はひよの先輩のミニスカサンタクロース姿を見たいが為に一芝居打ってみたわけだ。
当然、それが嘘っぽい事に何となく勘付いてはいるひよの。それでも普段から世話になっている可愛い後輩のお願いを断るのも何だか複雑な心地だ。
『行きましょうか』
「やったー! じゃあ、学園のーここで待ち合わせで!」
――と、言うわけでミニスカサンタになったひよのは『そんな仕事無かった』事を知ってお怒りなのである。
当然怒られてぴえんな訳だが、先輩とクリスマスの想い出を作れて何だかんだ嬉しい秋奈なのであった。
*SS担当者:夏あかねGM