イラストSS

「なんでこんな格好をしなきゃならないんっすかぁ……」
　短すぎるスカートの裾と、大きすぎて納まりきらない胸を隠すように引っ張りながら麻衣は恥ずかしげに両足を擦り合わせた。
　年齢の割に育ちすぎた麻衣の体を惜しげも無く晒し、より魅力的に際立たせている。
「可愛いサンタさん発見なんだゾ！　ねえ、僕とイイコトしない？」
　麻衣に詰め寄ると、サキュバスの姿となった瑠璃はぐいぐいと胸を押しつけるようにして体を密着させる。
「あっ、瑠璃さん……」
　すりすりと柔らかく暖かい麻衣へ頬ずりすると、どさくさに紛れて触れた手や胸が麻衣の衣装を少しずつ捲れ上がらせ肌を顕わにしていく。
　かくん、と膝を折った麻衣を咄嗟に抱き留めると、羞恥に潤む黒い瞳が間近にあった。
（美味しそう）
　ぺろりと舌なめずりすると、瑠璃の尻尾が麻衣の足に巻き付いて話さないとばかりに絡みつく。
　少女の肌を堪能するように指を這わせ、腹部にはっきりと浮かび上がった紋様をなぞり上げる。
「それはっ」
「もしかして期待しちゃってたりする？」
　悪い子だなと甘く囁けば、麻衣は顔を赤らめ熱い吐息を吐いた。


　＊SS担当者：水平彼方GM