イラスト詳細
伊達 千尋の緲による2人ピンナップクリスマス2020(横)
伊達 千尋の緲による2人ピンナップクリスマス2020(横)
イラストSS
●『BARアルバニア』
「もう、アンタ呑み過ぎなのよ」
「だってよー、理不尽じゃんかよー」
いよいよ酔って管を巻く伊達 千尋(p3p007569)に店主であるアルバニア(p3n000157)が小さく嘆息した。
「もう閉店にしたいんだけど」
「……助けてよ、ママ……こんな日は一人じゃ凍えちゃうよ!」
『BARアルバニア』が人で混み合う事は殆どない。
店は新宿二丁目の雑居ビル、その四階の一角にある。カウンターバーであり、小ぢんまりと纏まった室内は経年でくたびれてはいるものの、良く手入れがされており、不思議と清潔感さえ感じさせる。
「なんだよ皆クリスマスってよー。こちとらよー。独り者でよー」
カウンターに突っ伏した千尋の横には空のボトルが転がっていた。『数少ない常連』のそんな姿にアルバニアは「やれやれ、だ。仕方ないわねぇ」と次の一杯を差し出した。
「ママァ……」
「奢りよ。それに付き合ってあげる。
だからいい加減、しゃんとしなさい。
あの子、何ちゃんだっけ――こういうトコも見てるのよ!」
BARアルバニアはコンクリートジャングルに疲れた大人の集う店。傷付いた心を癒やす素敵なママが迎えてくれる。
……まぁ、妄想なんですけどネ。