PandoraPartyProject

イラスト詳細

特別な日でもいつも通りな

作者 黒猫
人物 レイヴン・ミスト・ポルードイ
Solum Fee Memoria
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2020(サイズアップ)
納品日 2020年12月24日

7  

イラストSS

「やれやれ、アンタの自由さにはワタシも参ったな」」
 とある建物の一室。レイヴンはある人物に会いに来た。その人物、ソフィーことソルムは今日がシャイネンナハトのイヴであろうが、この部屋のベッドで横になって寝ていた。その姿はまるで猫のようであり、なんなら本物の猫も隣で寝ていた。
「……うにゅ」
「それにしても、そんな姿で寝られると風邪をひくだろ……それに目のやり場にも困る」
 ソフィーの、はだけたシャツと下着だけの姿はあまりにも無防備で、レイヴンは柄にもなく恥ずかしがってしまう。だが、そんな状態でありながらも彼はソフィーを見つめ、優しく見守る。
「……仕方がない。毛布でも掛けてやろうか」
 レイヴンはベッドから離れて毛布を取りに行こうとした。だが、不意に何かに手を摑まえられる。振り向いた先には……
「いか……ないで……」
 ソフィーが目を閉じて眠りながらもレイヴンの手を握っていた。はぁ、本当に仕方がないな。レイヴンはそう呟くと、再度ソフィーの隣に座って彼女を見守った。

 その後、目覚めたソフィーがレイヴンに気づいて急に警戒を強めたのはまた別の話である。


 *SS担当者:桃山シュヴァリエNM

PAGETOPPAGEBOTTOM