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【クリスマス2020】祝福に壁は在らず
【クリスマス2020】祝福に壁は在らず
イラストSS
友人の教会の手伝いを行っているアリシアはミニスカサンタ衣裳に身を包んでいた。
「アリシアちゃんか? 随分とセクシーだな」
ひゅう、と口笛を吹いたサントノーレに気付いてアリシアは驚いたように瞬いた。
「サントノーレ様……今日は一人で?」
「ああ。ラヴィちゃんにプレゼントを探そうと思ってな。――どうやらアリシアちゃんも同じようだが?」
揶揄うように笑ったサントノーレにアリシアは小さく頷いた。
『新世界』が拠点にしているというアドラステイア。その地を心配すると共に、彼の地を調査しているサントノーレとラヴィネイルの存在が気になりだしたのは最近のことだ。
ラヴィネイルに折角だからとクッキーをプレゼントする用意をして居た。小さな狐のチャームもプレゼントしようと考えていたのだ。
「……今件、『叡智』が絡む有無に関わらずなるべく手を貸したいわ」
「ああ、なるべく声を掛けるさ。
それで? このプレゼントボックスは俺が預かっていいのかい? 可愛いサンタさんからのプレゼントだってな」
揶揄うように笑ったサントノーレにアリシアは少し恥ずかしそうに「任せるわ」と小さな声音で呟いたのだった。
*SS担当者:夏あかねGM