イラストSS

　繊細なレースが縫い止められ、光沢のある生地は光に当たると大小様々な花の意匠が艶やかに浮かび上がった。
「どうかな？」
　似合う？　とドレスを摘まんで持ち上げた秋奈を見て、カレンは目を瞬かせた後そっと手を取った。
「勿論じゃ。食べてしまいたいほどに、な」
「当たり前だ、私を誰だと思ってるんだぜ」
　ふふんと機嫌良く笑った秋奈を、カレンは丁重に抱き上げる。
　背中を周り胸元に触れた指が、柔らかな感触を確かめるようにゆっくりと沈み込む。
　少女らしい瑞々しい肌はしっとりとしていて、触れれば吸い付くよう。
　柔らかく、それでいて鍛えられた体はしなやかな筋肉が程よく付いていて、メリハリのあるボディラインを作りだしている。
　くすぐったそうに笑った秋奈の声につられて、カレンも自然と笑い出す。
　戯れるように唇を啄むと、どちらともなく求め合い何度も何度もキスを交す。
「秋奈は甘いのぅ」
　どれ、もう一度味見してみようとより深く交わり合う。
　カレンの豊満な乳房が触れあい、秋奈との間でふにゃりと潰れる。あえて押しつけるようにしながら、抱き寄せる腕に力を込めた。


　＊SS担当者：水平彼方GM