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無限乃 恋の唄子。による2人ピンナップクリスマス2019(横)
無限乃 恋の唄子。による2人ピンナップクリスマス2019(横)
イラストSS
熱砂の恋心は『実らなかった』話である。
深緑の巫女の妹が堕ちた、悲しき物語……
――だぁがそんな事知った事ではないッ!!
「その時カノンちゃんはザントマンの魔の手を退けたのよ!
幻想種を狩る傭兵をも打ち倒し! 逃げ込んだ砂の都に進撃!
――そこへ当時のエッフェンベルグが名を持つクラウスも現れ、さぁ佳境!!」
天へ語るは無限乃 恋である。胸へ抱いた包みは……件の少女へ捧ぐモノ。
カノン・フル・フォーレへと語る今宵一話の物語。
全てが『良し』であった世界の言の葉。
『よく出来た姉』がいる身として恋はカノンへ、親近感を感じていた。故に今宵……何か一つ。彼女の結末に花を渡せればと思って行動した結果が――
このカノン勝利ハッピーエンドルート朗読である。おぉおい!!
「二人して数多の衛兵を華麗に撃破! 首魁たる存在の首元へついにその刃を届かせ……
渦中にて育まれた愛の糸はついに成り!!」
何そのお話。ちょっと待って止めて止めて。
「壁際に追い詰め言うのよ! 顎を引き寄せ――」
『――エッフェンベルクの男を……舐めるなよ?』
あッ――! あ”ッ――!!
天で(多分)慟哭するカノンだが、それが地上の恋に届く筈も無く。
赤裸々な物語は紡がれていく。
全てに幸がある物語を。輝かしき夜に、相応しき物語を……
※担当『茶零四』