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イラスト詳細

秋宮・史之の深空ヒロによる2人ピンナップクリスマス2019(横)

作者 深空ヒロ
人物 寒櫻院・史之
イザベラ・パニ・アイス
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2019
納品日 2019年12月24日

9  

イラストSS

●それはとんでもなく予想外に僥倖で
「どうじゃ。似合うじゃろう?」
 赤いマントを両手で左右に広げ、歳不相応に――失敬。大変可愛らしく悪戯気な笑みを浮かべたのは他ならぬイザベラ・パニ・アイス(p3n000046)その人だった。
「……ぇ、あ……その……」
「全くソルベの奴め。とうが立った陛下には無謀だの何だの。
 妾を馬鹿にしよってからに、あの不敬者め!
 こうして見れば我ながら『何とかなっている』ではないか!
 妾もまだまだ捨てたものではないという事よ。
 のう、史之よ。そなたもそう思うであろう!?」
「……ぁ、えっと……」
 聖夜(このひ)似合いの赤い衣装。
 可愛らしさを万全にアピールするその姿は成熟した豊満を、女性らしさを全面に押し出すイザベラのイメージからは遠い。さりとて、思わず頭を白くして言い淀んだ秋宮・史之(p3p002233)にとってみれば、『如何なる格好をしていようとも彼女は常に至高であり、こんな姿を見せてくれるならばそれは尚更としか言いようがないのであった』。
「……む、どうした。やはり、妾は駄目か?」
 史之の反応にイザベラの柳眉が歪む。不安気に自身を見る彼女に刹那、彼は思わず力一杯宣言した。
「いえ、最高です! ありがとうございます!!!」
 声は余りに大きくてパーティの衆目を集めたが、
「……そうか。しかしそんな大声で。まったく、愚か者め」
 はにかんだような表情を見せるイザベラは悪い気はしていないようだった。


※担当『YAMIDEITEI』

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