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リアナル・マギサ・メーヴィンの黒猫による2人ピンナップクリスマス2019(横)
リアナル・マギサ・メーヴィンの黒猫による2人ピンナップクリスマス2019(横)
イラストSS
さて。年の瀬ともなれば気がかりなのはシャイネンナハトばかりではない。
気を抜けばやってくる――そう。年始が、だ。
「いや、その……確かに巫女服を想定するなら今の内から測るのは分かるけれど」
こ、ここまで薄着になるものなのかと。ウィズィは己が身体を見るリアナルへ問いかける。
その姿は衣一つ、下着のみ。身体の隅々まで測りやすき肌多き姿。
一方のリアナルはメジャーをその手に。
「当然じゃ。用意した物が合わなければどうする? 必勝を期するはこれが最善であろう」
当日変更など間に合う筈があるまいと。ウィズィの肌に――手を添えれば。
「……しかし。改めて見ると随分。ふふ、随分――鍛えてあるのう?」
「ちょっとマニエラ、何か変な目で見てない!?」
マニエラ。リアナルの本名をウィズィは呟いて。
頬の熱を感じながら言葉を紡ぐ。
「……いや、まぁ。マニエラなら別に『そう』見ててもいいけどね?」
「ほほう。それは光栄な事じゃ――くっ。本当に鍛え上げられた肉体じゃの……!」
マニエラならば構わないと。頬を掻いて言うウィズィ。
ならば遠慮すまじ……となるのだが。綺麗に割れているその肉体美。
思わず己が腹と比較して――少しだけ嫉妬の感情が。
あらゆる時は過ぎていく。どこかの世界ではこの時期を師走と言うのか。
時の流れを感じながら。来る年へ想いを馳せる。
巫女の姿を見る為に。
※担当『茶零四』