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リアム・マクスウェルの黒猫による2人ピンナップクリスマス2019(横)
リアム・マクスウェルの黒猫による2人ピンナップクリスマス2019(横)
イラストSS
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今年も近づくシャイネンナハト。
もやもやとした気持ちのまま、黒いコートに暗色のマフラーを巻いたリアムは深緑のセーターに白のロングスカートといった姿の美咲と共にデートに。
美咲に対する感情が理解できぬまま、互いに距離が近い時間を2人は過ごす。
やがて夜を迎え、イベントを見終えたリアムと美咲は笑顔で会場を後にする。
今日というこの日を満喫した美咲が微笑みかけたのを見て、リアムはようやく気付く。
(あぁ、俺は。俺は、コイツの笑顔を誰よりも傍で、ずっと眺めて居たいのだな)
自分の気持ちとリアムが向き合ったその時、噴水手前で美咲が足を止めた。
「それじゃ、今日は楽しかったよ」
帰路につこうと、手を振って1人歩き出そうとした美咲の腕を、リアムがつかんで引き留める。
「美咲が……好きだ」
そして、目と目を合わせる2人。続けざまにリアムはもう一言。
「……好きだ」
2度目の告白の後、リアムは美咲の体を抱き締める。
その瞬間、噴水はイルミネーションを伴い、一斉に水を噴き出す。
美咲が大きく見開いた瞳はギフト『虹色虹彩』の影響もあってか、驚きの感情によって『明るい青』へと変色する。
美咲にとっても、予感めいていたこの一時。
少し間を置いて、落ち着きを取り戻した彼女は言葉を返す。
「うん、いいよ」
周囲で煌めく照明が2人の新たな関係を祝福していた。
※担当『なちゅい』