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イラスト詳細

【クリスマス2019】

作者 +風
人物 ルーキス・グリムゲルデ
ルナール・グリムゲルデ
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2019(サイズアップ)
登録されているアルバム
納品日 2019年12月24日

11  

イラストSS

 シャイネン・ナハトの夜の街にくり出して、ショッピングを満喫した後の時間。
 寄り添い歩いて帰路につくルーキス・グリムゲルデ(p3p002535)とルナール・グルナディエ(p3p002562)の上に、淡い雪が降り続く。

 空を見上げれば満点の星空と大きな満月。その光に照らされて白く輝く雪達は、輝かんばかりのこの夜に2人を祝福するようだった。
「今夜いっぱいは降ってそうだねー?」
「……ん。そうだな。寒くはないか?」
 首元を温めるマフラーは長く柔らかく。連れ添い続けてきた2人を象徴するような温かさを帯び、ひと巻きでルーキスとルナールを包み込んでいた。
 ぬくもりの中、ふいにルーキスが彼の腕を抱き寄せる。
「おっと」
「ふふふ、こうすれば温かいから大丈夫かなあ」
「俺も、これなら温かい……というより、何だか頬が熱くなってきたな」
 最初はバランスを崩して驚いたルナールも、彼女の笑顔につられる形で笑みを零す。
「本当に? 風邪っていうわけじゃないよね」
「さっき飲んだホット・バタード・ラムのせいかもしれないなぁ」
「帰ったらもっと一緒に飲んじゃうぞ」
「俺もそのつもりだったよ。シャイネン・ナハトの夜を、もっとルーキスと一緒に過ごしたい」

 だから帰ろう、2人の家に。

 奇跡の夜を越えた後も、この幸せに祝福を――。

※担当『芳董』

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