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イラスト詳細

フィーア・プレイアディのおしかつによる2人ピンナップクリスマス2019(横)

作者 おしかつ
人物 フィーア・プレイアディ
ユリーカ・ユリカ
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2019(サイズアップ)
納品日 2019年12月24日

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イラストSS

 山はすっぽりと雪化粧。
 中天の太陽が投げる光はさんさんと、雪野に反射する。
 輝かんばかりの白の世界に、なおも白く露天風呂の湯気が立ちのぼる。

 冷えた身体はお湯でじんわり温められて、ほんわり赤くなった頬を山の風がさます。
 まさに極楽。

「ふぁーっ。平和なのです」
 ユリーカは風呂を囲む岩に寄りかかった。
 その動作でずり落ちかけたタオルを、フィーアはユリーカの頭に載せなおした。
「ありがとです~」
「いえ。いつもお疲れ様です」
 いつも頑張っている新米駆け出し情報屋のユリーカを労うため、フィーアはこの露天風呂に誘ったのだった。ここは良いロケーションなのにあまり人に知られていない、ゆっくり休むのに最適な場所だ。
「えへへ、ローレット期待の星は頑張るのですよ……あぷっ……!」
 タオルをぐるりと巻いた無い胸を張りすぎて、つるっ、ぽちゃん。湯に没したユリーカを、フィーアは速やかに掬い上げた。
 ユリーカ―はぷはーっと息を吐いて、照れたように笑う。
「ここの岩、つるつるなのです」
 持ちこたえる場所が無かった、とユリーカはなめらかな岩に手を滑らせた。
「泉質のせいもあるかと思います」
 フィーアは両手に湯を掬い、透明感のある湯を腕に沿って流した。
 この露天風呂は、肌がすべすべになる美人の湯という触れ込みだ。
「じゃあボクは頭の先から全部美少女になるですね」
 どこまでもユリーカは前向きだ。
 ユリーカのそんなところを好ましく思うフィーアの口元には……確かに微笑が浮かんでいたのだった。

※担当GM『月舘 ゆき乃』

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