PandoraPartyProject

イラスト詳細

上谷・零の蒼那による2人ピンナップクリスマス2018(横)

作者 蒼那
人物 零・K・メルヴィル
闇魔 麗
イラスト種別 2人ピンナップクリスマス2018
納品日 2018年12月24日

9  

イラストSS

 例えば。こんな時期であるからこそする格好というモノはあるが――
「あ、上谷兄っ! 突然ごめんねっ!」
 麗のこの格好と言うのは些か刺激的であった。
 胸元の強調されたミニスカサンタ服。絶対領域の白いニーソックス……とくに胸元はいつもの様子と違って、その。サラシを外しているからだろうか――控えめに言っても『目立って』いて。
「あ、ああ。いや大丈夫だ、手伝える事なら言ってくれると嬉しい」
 喫茶店の手伝い。後から入ってきた零だが、真っ先に飛び込んできた彼女のその衣装を見て思わず頬の体温が上がるのを感じる。誤魔化す様に口元に手を。誰だこんな衣装を採用したのは。店長か。また店長の趣味か!
「ならよかっ……ひゃぁッ!?」
 と、その時だ。麗の後方側に座っていた客の手が、スカートの内側へと潜り込む。
 捲り上げられるその一瞬。見える、彼女の履いている黒のレースの――
「――お客さん? なぁーにを、してるのかなぁ?」
 瞬時。零の手元には異様に長きフランスパンが顕現し、即座に下卑た様子の客の口元へと突っ込まれて。如何に祭りの気配が強い今宵と言えど限度はある。ましてや麗に手をだそうなどといい度胸だ。
 輝かんばかりのこの夜に血は見たくあるまい――? 零の怒りの視線が、男を捉えていた。

※担当GM『茶零四』

PAGETOPPAGEBOTTOM