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鴉羽・九鬼の旭ゆうやによる4人ピンナップクリスマス2018(横)
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シャイネン・ナハト。1人で、家族と、または恋人と。皆が思い思いに過ごす中──ある1室では、パーティの準備が行われていた。
「任せてください……! 戻ってきたシャルレィスさんがビックリするくらい、キラキラの凄いツリーにしてみせます……!」
鴉羽・九鬼は意気揚々とキラキラモールを手に取り、ツリーへぐるぐると巻きつけていく。明かりに照らされ、ツリーはキラッキラのピッカピカに──。
「オーホッホッホッ!」
──ツリーに負けず劣らず、光り輝く存在がいた。
「このわたくし!
\きらめけ!/
\ぼくらの!/
\\\タント様!///
──が! パーティに彩りを添えさせていただきますわー!!」
指パッチンからのスーパーリリカルエクセレントビビットポーズ! を決める御天道・タント。その体にはいつの間にやらモールによる九鬼の飾り付けがなされていたが、それは意図的か否か。
「まだまだモールはありますから、沢山キラキラにできますね……!」
「あら、こっちもキラキラして綺麗じゃない?」
九鬼の頭上からにょきり、と顔を出した九重 竜胆は真っ赤なオーナメントボールを見せる。つるりとした光沢のボールは光を反射しキラリと煌めいた。
どちらにする?──なんて、煌めくお嬢様は迷う素ぶりなど見せない。
「どちらも良い煌めきですわよ! 片方を選ぶ必要などありません! どちらも飾ってくださいまし!」
さあ! と煌めくウインクを向けられた九鬼と竜胆は互いに顔を見合わせて、にやり。
「それでは髪につけさせてもらいましょう……!」
「ベルのオーナメントは何処がいいかしらね」
「髪でも! 服でも! 靴でもどんとこいですわー!」
きゃいきゃいとはしゃぐ3人。そこへ準備を進める最後の1人が戻って来る。
「ツリーの飾り付けはどう……タント様ーーっ!?」
シャルレィス・スクァリオはツリーの隣で飾り付けられるタントに思わず皿を落としかける。間一髪で皿を持ち直したシャルレィスに、竜胆がクスクスと笑った。
(な、何でタント様が飾り付けられてるの……!?)
ツリーとともにモールでぐるぐる巻きにされ、 オーナメントを飾られ。タント様FC(ファンクラブ)会長のシャルレィスが見たことないくらい、タントはキラッキラに煌めいていた。
けれど、煌めいているのはタントだけではない。九鬼も、竜胆も、シャルレィスも。
彼らの全てが煌めいて──シャイネン・ナハトを彩っている。
※担当GM『愁』