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悪鬼・鈴鹿の甘奈によるシングルピンナップクリスマス2018(縦)
悪鬼・鈴鹿の甘奈によるシングルピンナップクリスマス2018(縦)
イラストSS
シャイネン・ナハト──それは特別な夜。この日ばかりは争いもなく、人々は笑い、或いは静かに祈り。空駆ける星を見上げるのだ、が。
「何か降ってきた」
「雪……じゃないな」
「白いのだけじゃないぞ」
騒めきは困惑の色を含み、空へ向かう視線が増える。ひらひらと空から舞い降りるそれは雪ではなく、パンツ。
悪鬼・鈴鹿が高い場所から町の様子を見渡し、ニタァと笑みを浮かべて小さく八重歯を覗かせる。
彼女は不審者か? ──いいえ、多分。
彼女はパンツ泥棒か? ──いいえ、おそらく。
彼女は──サンタクロース(パンツ専門)だ!!
「良い子の皆にパンツハンターサンタからのプレゼントなの! さあ! パンツを受け取るがいいの!」
パンパンに膨らんだ白い袋をそばへ置き、鈴鹿は言い放つなり袋へ手を突っ込んだ。そこから出てくるのはパンツ、パンツ、パンツ……。どれもどこか可愛らしいパンツたちばかり。
鈴鹿はそれを振りかぶり、町にばら撒いていく。
「まだまだパンツはあるの! 大人しく待ってるが良いの!」
湧く民衆。舞うパンツ。楽しげな鈴鹿。そんな町の上で、星は変わらず空を駆けていった。
※担当GM『愁』