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ケドウィンの苫次によるシングルピンナップクリスマス2018(縦)
ケドウィンの苫次によるシングルピンナップクリスマス2018(縦)
イラストSS
きらきらと輝かんばかりのこの夜に。
ケドウィンは紙袋一杯の『プレゼント』を抱えて歩き出す。
ふろ、立ち止まったケドウィンは『あなた』に目をやって、頬を掻いた。
「輝かんばかりのこの夜に――」
それはこの日だけの戯れ事の様な挨拶。
『あなた』を見るケドウィンの瞳はいたずらっ子のようで。
どこか、面白そうに細められた彼の瞳を見遣れば、そっと目の前に影が降りてくる。
「……お前もリンゴ食うか?」
そっと差し出されたのは林檎。
柔らかに浮かべた笑顔はにやり、としており食べ物を分け与える事を愉しむかのようだ。
抱えたリンゴは彼の好むものなのだろう。どれも質が良く、美味しそうで赤々としている。
普段は荒事に身を投じ戦い続けるアウトローも聖なる夜と呼ばれる日には良いこと位してみたい――なんて、そんなことを考えるわけではなく自分の好きな『林檎』のおいしさをちょっと共有したいなんて、そんな気持ちだ。
「折角のシャイネンナハトだ。聖夜に食べるリンゴもまた美味しいんだぞ」
シャイネン・ナハトに全力の林檎推し。
そっと手を差し伸べれば彼は快く林檎を一つくれることだろう。
さあ、『あなた』も一つ召し上がれ?
※担当GM『夏あかね』