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猫が口から怪光線を吐いてプレゼントを炎上させるセーター
猫が口から怪光線を吐いてプレゼントを炎上させるセーター
イラストSS
輝かんばかりのこの夜を楽しむためにルフナは『クソダサセーター』に身を包む。
ねこが目からレーザーを出してプレゼントを燃やしているセーターを身に着けて、この夜を楽しむのだと一寸したおしゃれに身を包む。
(可愛い……?)
それは人に寄るのだろうが、少なくともクソダサセーターを可愛いと感じる層は一定層存在していることだろう。
彼の身に纏うセーターを見て友達の野良猫『コマ』がどう思ったのかは分からない。
お決まりの赤い帽子をかぶり、鏡を覗き込んだコマも自分もおしゃれしたとルフナとこの夜を楽しんでいるという事だろうか。
ずるりと肩から少し滑り落ちたセーターに「大きい?」とコマへと問い掛ければ、よくわからないという様にコマは首をかしげて「にゃあご」と鳴いた。
「似合う?」
「にゃあご」
「……ふうん、そう」
つんけんした調子ではあるが、少し嬉しくて。
このセーターでおしゃれするのがちょっぴり楽しみだったと褐色の肌に朱色を乗せたルフナがさあ、とゆっくり立ち上がる。
「シャイネン・ナハトを適当に楽しみに行こうか」
「にゃあご」
「別に? コマも来たいならおいでよ」
「にゃあご」
――どうやら友達猫もご一緒に。
さあ、楽しいシャイネン・ナハトを楽しもう。
※担当GM『夏あかね』