ギルドスレッド 見習い忍の部屋 平和な話 【忍辱負重】 鈴々吉 (p3p008037) [2020-02-28 08:58:25] ――よく晴れた朝。ふと視線を上げればさんさんと光り輝く太陽が青い空をほのかに桃色に染め上げている「綺麗……」 鈴々吉は目を細めて呟いた。不思議と心まで晴れ晴れしてくる。今日こそはきっと幸せな一日だ。そう握り締めた拳を見つめながら鈴々吉は強く思った「んにぃ、鈴々吉ぃ、そろそろ行かないと間に合わないゾ?」 尻尾をぱたぱたと振りながら夜宵は鈴々吉の袖をくいくいと引っ張った「あ、……うん」 ふっと我に返った鈴々吉はにぃっと笑顔を見せる夜宵の方へ振り返った「雪見も連れって行ってくださるかしら!」 二人が足を一歩前へ出そうとすると、忍ウサギの雪見がぴょんぴょんと小さい体を弾ませて鈴々吉の懐に飛び込んできた「雪見も一緒に行きたいのカ? 苦しい旅になるゾ?」「えぇ、もちろん承知していますわ! 寧ろそのつもりで参りましたの」 雪見は長い耳をぴこっと傾ける。どうやら気合十分のようだ「そっか……じゃあ行こう」 鈴々吉はいつにも増して真剣な顔を一人と一匹に向ける「「「新しいお団子屋さんへ」」」 →詳細検索 キーワード キャラクターID 検索する キャラクターを選択してください。 « first ‹ prev 1 next › last » 戻る
「綺麗……」
鈴々吉は目を細めて呟いた。不思議と心まで晴れ晴れしてくる。今日こそはきっと幸せな一日だ。そう握り締めた拳を見つめながら鈴々吉は強く思った
「んにぃ、鈴々吉ぃ、そろそろ行かないと間に合わないゾ?」
尻尾をぱたぱたと振りながら夜宵は鈴々吉の袖をくいくいと引っ張った
「あ、……うん」
ふっと我に返った鈴々吉はにぃっと笑顔を見せる夜宵の方へ振り返った
「雪見も連れって行ってくださるかしら!」
二人が足を一歩前へ出そうとすると、忍ウサギの雪見がぴょんぴょんと小さい体を弾ませて鈴々吉の懐に飛び込んできた
「雪見も一緒に行きたいのカ? 苦しい旅になるゾ?」
「えぇ、もちろん承知していますわ! 寧ろそのつもりで参りましたの」
雪見は長い耳をぴこっと傾ける。どうやら気合十分のようだ
「そっか……じゃあ行こう」
鈴々吉はいつにも増して真剣な顔を一人と一匹に向ける
「「「新しいお団子屋さんへ」」」