バニーとは恐れ入った。

さて、今回の仕事は、カジノの警備だ。
カジノや賭場にはマフィアやヤクザがつきものだからな、
俺にとっちゃあ、うってつけの仕事だぜ。

…と思っていた時期が俺にもあったんだぜ。
なあ、なんだこの制服は。俺もバニーにならなけりゃダメか？
目も当てられない事になるぞ、事案だぞ？
…さすがにバニーの耳だけで勘弁してくれ。

姿はあれだが、仕事はしっかりこなさねぇとな。
ハイセンスを活かしてカジノ内を巡回し、客の監視を行おう。
視線がバレないようにサングラスでもかけておくか。
視力を活かして不審な行動を監視、聴力を活かして不穏な話をしている奴を特定、
嗅覚を活かしてやばいクスリやアルコールを感知しよう。
仲間と連携して、迷惑な客を排除するとしようぜ。

俺は特に暴れたり難癖付けたりしている奴の対応かね。
そういうのを発見したら、速やかに近付いてお声がけするぞ。
アニキカゼを吹かせながらも初めは下手にな。
「お客様、当店はそういった行為はご遠慮いただいております。」
「他のお客様へのご迷惑にもなりますので、お控えください。」
これで大人しくなればよし、それでもまだイキッて暴れるようならば
こちらも加減はしねぇ。言う事を聞かねえ輩には拳骨をお見舞いして
パンツ一丁で外に放り出すとしよう。
普通の女性の対応は、まあ他に任せよう。
俺達のように普通じゃない場合は、全力でお相手するとしようか。

終わったら、まあ、一杯やらせてもらおうかね。

アドリブ歓迎。

パンドラによる強制復活：使用する