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ギルドスレッド

Blue rose

【1:1】冬の浜辺で【リア様専用】

Host:浜地庸介
Guest:リア・クォーツ

ある晴れた昼下がり、太陽は雲に隠れ、薄明るい蒼が天に広がる。
肌寒さはそれほどではない。今日は暖冬のようだ。
淡く濃い紺色の海、白い潮が満ちては轢いて、波の音だけがそこにある。冬の海は誰もいない、一人を除いて誰もいない。彼は世界から切り離されたように、そこに、正座する男がいた。
偶然見かけたあなたは、どうするべきか迷っている。

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――何か御用ですか
(正座のまま、背中のあなたに声をかける)
んあっ!? 起きてた!?
え、あ、いや……特に用はないのですが……こんな所で何をしているんです?
(すっと立ち上がり)鍛錬の途中……(振り返って)
いえ、ただ……少しばかり、休んでおりました

波の音を聞いていると、気分が安らぎませんか
え、あぁ、そう……。
まぁ、波の音はあたしも嫌いじゃないです。落ち着きますからね。
でも、こんな時期にこんな所に居たら体冷えますよ。
……(考え込み)修行の一環です
昔は、寒中水泳させられて、死にかけましたが
おかげで、寒さには無理やり慣れさせられた

貴殿こそ、どうしてこのような場所に?
い、色々突っ込みたいところはあるけど……まぁいいでしょう。
あたしはまぁ、散歩と言うか。
ちょっと人込み苦手だから避けてたら、なんか変わった旋律が聴こえたから来てみただけです。
……ここには演奏家はいませぬが(直)
私も、然程大きな音を立てては……

何かの比喩ですか
あぁ、いや、気にしないでください。
あたしの癖と言うか、そんな感じのあれそれで……。

まぁ、貴方が気になったってだけですので。
癖……?(訝しみながらも、深く聞くことはなかった)
私はそれほど目立っていたでしょうか
なるべく、人のいない場所に来たのですが……

私の何が、気になるのでしょうか
まぁ、なんて言うのかな……あたし、ちょっと人よりも耳がいいのですよ。
ギフトの影響なんですけどね、人の持つ独特の音が聞こえるんです。
波のさざめきのような、そんな静かな貴方の音が気になったってだけなのです。
……(顎に手を当て首を捻って)波のさざめきなら私にも聞こえていますが(素)

ギフト……なるほど(頷いて)
私の音、ですか
そんなに、独特なのですか?
あら、そうですか。
でしたら、貴方は海と一体になっているのかもしれませんね。

えぇ、随分珍しいものでしたよ?
ただ楽器で演奏するだけでは再現の難しい、そんな音色でした。
(何を言っているんだ、と眉根を顰めたが、異世界だからそういうこともあるか、と考え直して腕を組み)
そうですか(無難に返した)
だから興味を惹かれてこちらに来たと
珍しいお方ですね(珍しく、配慮を考えた言葉で)

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