PandoraPartyProject

ギルドスレッド

境界の杜

《RP》同じ色をした同胞へ

黒い髪に緑の瞳。鋭く尖った耳は、同じ種であることを意味する。
森を友とする我が同胞よ。どうかこの縁が、強い絆とならんことを──

《クリソプレーズ(p3p007897)と俺の或る一日》

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「ようこそ、仮住まいで少し狭いのだけれど……。こうして会うのも久しいですわね」
(そこは小さい……とは言え、一応レンガ造りのしっかりした一軒家。
リビングまで先導したのは貴方よりも一回りほど小さい彼女は、君の家と付き合いがある、とある新緑の名家のご令嬢だ。たいそう可愛がって育てられていたから家出同然の身としても裏から援助があるのだろう)
「十年ぶりかしら。すっかり素敵な殿方ですわね?」
(そう言って、分かりづらい微笑みを向けるだろうか
やぁ、プレーズ。君も相変わらずかな。
仮住まいにしてはなかなか整っているんじゃないかい? 君らしいね。
(辺りをきょろきょろ見渡して。小さかったレディは今や立派なレディに変わっているのだから、少しばかり擽ったい心地がして。
 曖昧に笑い返しつつ、リビングへと足を進めた)
そうかしら? でも、お褒めいただきありがとう。いつ帰るか分からないんだもの……。やっぱり、住む家だけはしっかりしておきたくて。
(はにかんで。質素な設えのソファへデネブを促してから。自分はカウンターキッチンへ。紅茶の支度を始める。思うよりも青年は立派になっていて、少し胸をときめかせつつ)
そんな所も変わってないね。うん、良いと思う。
俺は適当に見繕っているから、拘りを感じる家は好きだな。ほら、それこそ君らしさが伝わるじゃないか。
(くすくすと笑いながら。促されるままにソファにゆったりと腰掛けて。キッチンに向かったその背を見て、微笑ましげにまた笑って)
落ち着く?(まったりしているのを見て、小首を傾げ。でも少し満足そうで。いつも飲むのとはちょっといい茶葉を選んで、蒸して。ゆっくりとタイミングを待って。じぃ、と様子を確認し、御茶を淹れる)ディーお兄様は自然な方が素敵に見えるものね。それって才能だと思うわ?
うん、とっても。君の家だから警戒する必要もないだろう?
……ああ、そうか。心配してくれたのかい? いい子だね。
(相変わらずの子供扱い、それも無意識。嬉しそうにはにかんで、頬杖をついて)

……そう? これが才能なら、少し地味なような気もしてしまうけれど。
そういうプレーズは、よく人を見ているよね。他人の変化に気付きやすいのかな。それも、才能じゃないかな?
(どう?と得意げに笑みを浮かべて)
……私だって、一人前のレディですもの。
(その態度が親しい気持ちを感じて嬉しいけれど、少しだけムッとした。そう言い返すようにして、ハッとしたようにバツの悪そうにした)
……一般的な感想ですもの。大したことはありませんわ。それに見目が良いというのは大事なことです。気取らないことが美徳になるのはもっとですわ。
嗚呼、ふふ、そうだね。プレーズももうあの頃とは違うから、レディの扱いをしなくっちゃ。
(可愛いなぁ、と。目を弓なりに細めてくすくす笑い)
おや、褒めてくれているのかい? ふふ、有り難う。君にそう言って貰えると安心だね。
(ふふ、と満足げに笑みを浮かべ)
……お兄様のしたいように。関係性は変化しているわけではないでしょうし(そうなっていないのだから苦言を呈しているのだけれど。と思うけれども。害のなさそうな笑みになんとも気を抜かれて。微笑みを返す)
ええ。素直に……。素敵になった、と。思うわ。きっとディーお兄様の思ったよりも。
うーん……少しくらいは、変わってたりもするかもよ?
昔みたいに一緒に着替えたり、とかはできないだろう?
(ほら、と人差し指を上げて。苦笑しつつ……も、頬は赤く)
そこまで褒められるのはなれていないから、くすぐったいね。ありがとう、プレーズ。
……さて、俺も何か手伝えることはあるかい?
(じっとしていられないのか、立ち上がって近寄って)
それは……。まあ。というか、その例ははしたないですわ……。(情景を一瞬だけ想像したのかこちらも赤く。はふ、とため息を付いてたしなめる)
……ん、と。ではそうね。ティーカップとソーサーを出して頂けるかしら。戸棚にあるから、好きなのを……。待たせてごめんなさいね?(ふむ、と少し考えた素振りで。もうすぐ行くから、と付け足して
あはは、ごめんごめん。それくらいしか解りやすいたとえが浮かばなくってさ。
……怒ってる?
(ちら、と表情を覗きこみ)
うん、解った。んーと、それじゃあ……この白いやつ。ああ、うん、大丈夫だよ。ゆっくりの方がおいしくなるなら、その方が望ましいからね?
……別に。もうすぐお酒だって飲めるようになるのですから、そちらでもなどとは。(怒っては無いようだが照れてはいる。もごもごとそう付け加え)
おや、私の一番のお気に入りよ、それ。……ふふ、とっときだから。ね(紅茶をミルクで入れたロイヤルミルクティーをティーポットに注ぎ込み、盆を持って。くすりと笑うとソファの前のテーブルへ
ああ……た、確かに、そうだね。成人したらお祝いしなくちゃね?
大人になったら、俺ともたまには飲むのに付き合ってよ……なんて。
(ぱっと慌てて、それから取り繕ったように笑ってみせる)
本当かい? それは嬉しいね。好みが似ているんだろうね。
ん……よし、有難う。いい匂いだね。
(プレーズがソファに座るのを見てから、続いて腰かけて)
ええ。いっとう素敵なレストランに連れて行ってくれる?(その様子にくすりとほほえみ、話題を変えるように切り出して、ソファへ座る。二人分カップへ注いで、相手の分には砂糖を添えた)
いえ。使うかわからないから一応置いておくわね? 多分そのままでも十分甘いのだけれど。
うーん、俺の好みの店で良ければ。
プレーズの好みも変わっているだろうから、下調べとかもしたいけどね。
可愛い妹分とのデートだからさ。ね?
(カップを受け取って、そのまま口に含んで。何度か飲んだら今度は砂糖を入れて)
……ああ、有難う。使ったり使わなかったりだから、付けてもらえるのなら使わせてもらおうかな。
……はは。そうですね、昔よりは甘いものは好まなくなったわ。でも、さっき趣味が合ったんだからきっと気にいると思う。(頬をかすかに赤らめつつ紅茶を一口。ごまかすようにそう茶化して)
ん、そうかい? でも、君が言うならきっとそうだね。
おや、プレーズ。顔が赤いんじゃないかい?
(くすくす笑って。眉根を寄せて、本当に可愛いなぁと)
それは……。お兄様のせいだわ。いつまで経っても口が立つんだから。(はふ。と息をつく。困ったように眉をひそめ)
そういうプレーズは相変わらずつんつんしているね。
君にとっての兄貴分になるんだから、もう少し優しくしてくれたっていいんだよ?
(なんて追い打ちをかけるように笑って見せる)
……意地悪するのをやめたら考えてあげてもいいわ。レモンスカッシュのようにさわやかなのが好きなの。(少し思案してはいつつもすげなくつっぱね。立ち上がると戸棚からレモンの薄切りを持ってきて紅茶の中に入れる)
意地悪? なんのことだかわからないなあ。
見てくれは……見てくれだけならさわやかなほうだと思うけれど?
(ふむ、と興味深そうに笑みを浮かべ)
事あるごとに妹をからかおうという性根がだめですの……。(耳をぴこつかせながら。少しわざとらしく)見た目が好青年、という点だけは保証してあげてもいいのだけれど。
ふふ、だって可愛いから仕方無いじゃないか。
……嗚呼、やっぱりそう見える? これからあまり老け込むこともないからね、有難う。
プレーズも、可愛くなったね。
(照れ隠し、とは言わないけれど。
 どこか茶化して、懐かしむように目を細めて。柄ではないから恥ずかしいし、少し耳も揺れるのだ)
……まあ。ありがとう。お世辞であろうと嬉しく受け取るわ。私もお兄様と同じハーモニア。長生きですもの、暫くこの姿ですのよ。……なんだか長い付き合いになりそうだから、そう思って頂けるのなら嬉しいわ?
(そう言って。ちょっと上を取れたのが嬉しいのかにこりと微笑んで見せた)
ふふ、ご機嫌みたいで何よりだ。
成長は緩やかだけれど、きっと俺達は幾多の冒険を重ねるさ。
見た目だけじゃ語りきれないほどの知識も思い出も、このからだに刻むんだ。
楽しみだね、プレーズ。
(にい、っと、少年のように笑みを浮かべ)

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