さぁ、皆さんここで楽しくお話しましょう？
きっと花たちもよろこびますでしょう。

ここにお花屋さんが出来たんだ。綺麗。それにいい香りっ。

あら、アルテナさんありがとうございますね
花たちも人の来訪に喜んでいるようにみえますし、これからが楽しみですね

ふふふ、お花さんたち今日も元気に咲いてますね。
……ここも歓談室ですし、お茶くらいは用意できるようにしませんと。

ほんとっ！？
こんな素敵な所でお茶が頂けたら、それって、すごくうれしいかもっ。

ふむ、花々の香り漂う良い部屋だ。
勇者カタリナ、ここに訪ねさせて貰うよ（周りの花を眺めながら

カタリナさんもいらっしゃいませ。


ちょうどよいお茶を手に入れられましたので、よかったらどうぞ、花の香りと合わせてお楽しみくださいな。
これはわたしからのささやかなサービスということで。

おおっ、感謝するよフィオレンツィア…！
こういう趣きのティータイムは好みでね、嬉しいよ（入れて貰ったお茶を一口飲んでから花を見つめて）

ふぅ……フフ、街角で出会ってから気になっていたのでね？
私は度々、相手によって花を手紙に添えて送るのだが、そろそろ在庫が切れそうでね。良ければオススメの花があれば譲って欲しいのだよ。

オススメの花ですか。そうですね今あるものでしたらケイトウや、カランコエなどがありますね。（その他にもいくつかの時節の花を用意して）どれも綺麗なものですよ？（微笑み

でもやはりもっとも素敵なのは心から咲く花でしょうか。

おぉ…！ どちらも中々良いじゃないか、鮮やかで…可憐だ。
ふむ、ふむ……（用意された花を見て、一つずつ花言葉を旅人から貰った本と照らし合わせながら頷き）

…… 心から咲く、花かい？（フィオレンツィアの言葉に顔を上げて）

ええ、その人が歩んだ記憶の中からある一時の感情、想いを種に咲く花です。
決して同じ花にはなりませんし、明るい感情も暗い感情も、ちゃんと綺麗な花になってくれるので素敵ですよ？

あまり暗い感情だとそれをもう一度思い起こしてしまいますから少し心苦しいですが。（微笑みは崩れることがないが声音は少し悲しそうに

ふむ…それは何とも心を擽られるね。
感情や想いを文字通り咲かせるなど、とても素敵な響きだよ。 暗い感情では辛い事もあるかも知れないが、それが花となって揺れるのだ。
きっとそれは、何か新しい感情を開花させるかもしれないよ？

ではその花を私から咲かせて貰う事は出来るのだろうか？
君の様に美しい花の乙女の心もまた見てみたいが、それはそれ、私自身の花というのも良いだろう
（フィオレンツィアの声音を聞いて小首を傾げて見せながら軽く持ち上げた雰囲気を出す）

ええ、そうですねきっとその人にとっての変化に繋がると思いますわ。

あら、お望みであればお好きな感情一つ差し出して下されば可能ですよ？
それはそうとご冗談がお上手なのですね

では…む、感情を差し出すとは…中々改めて考えると難しいね。
……真っ直ぐな愛情というのは抜き出せるのだろうか？

冗談ではないよ、私はいつだって女性に対してだけは本気だ。フフ…気に障ってしまったなら謝るよ？