おゝとり荘の1階端。
和室、映らないテレビ、大きなちゃぶ台。
その横にはいつでも白米と味噌汁が何故か用意されている台所。

どこか懐かしいその居間は、入居者の拠り所なのかもしれない。


※居間です。適当に雑談をどうぞ。

「お茶菓子もらったから置いとくぜ　東門カズミ」
メモと共にせんべいと饅頭が卓袱台に置かれている。

（饅頭を見つけて座って食べ始める）

(ちゃー入れておせんべバリバリ)

……おっ、加賀さんに六同さんじゃんか。
口に合えばいいんだが、どうだ？
（軽く訊ねつつ自分もお茶を淹れるようにする）

よう。饅頭ありがとうな、美味いぞ。
鳳圏ほど和食が多くねえから、こういう馴染みのある菓子は落ち着くなあ。

んー、美味しいよ？まだあるからお食べお食べ。(進める)

饅頭。饅頭はどこだ。
いや別に、饅頭が食べたくて来たわけではない。
受けた仕事の作戦を考えていたのだが、茶でも飲んで一息つこうと思った所に加賀が饅頭を食べているのを見かけ、糖分は疲れた頭に効くと聞いてこれは今の俺に必要と思ったからであってつまり饅頭はどこだ(一息)

ここにあるぜ？
（一つ差し出し）
知り合いから貰ってきたんだよ。美味いなら良かったぜ。
あ、茶入れようか？

饅頭だと？自分も貰おうか。あっ茶も頼む。
(饅頭と言うワードに釣られてやって来た食いしん坊)

お饅頭！今お饅頭って言いませんでした！？(部屋から凄い速度でやってきた)

おうおう、一気に来たな？
ある程度あるから安心して食ってくれよ。煎餅もあるぞ？
（お茶を淹れつつ苦笑し）

うむ。東門殿かたじけない。(饅頭を頬張りつつ煎餅をもう片手に持ち)

ありがとうございます東門殿！いただきまーす（煎餅も確保しつつお饅頭を幸せそうに頬張る）

おうおう、美味そうに食ってくれるなら俺ももらってきた甲斐があったぜ。
（嬉しそうに尻尾をゆらしながら、お茶を差し出して）

（カズミから饅頭とお茶を受け取り、ゆっくりじっくり満喫し……増えた人影にはっといつもの顔に戻り）

ところでお前ら、生活の為の日銭を稼がなくて大丈夫なのか？
幸いここでも、お前らの好きな戦ができる環境には事欠かないようだ。

んー、俺はその辺適当に日銭稼いでっから。
このお茶菓子もついでの駄賃でもらったしな。

つか、ぶっちゃけ俺も戦はしたくない方なのよ。
（ふうと息を吐き、お茶をすすり）

自分も先日集団演習(ロレトレビギナーズ)に
行ってきた所だからな。
しばらくは金銭に困る事は無さそうだ
それにここに居れば誰かに飯も貰えるしな。うむ。
(飯はたかる気満々のはらぺ娘である)

飢えないで済むのはいいよね

そう！それなのだ。
この身の燃費の悪さのせいで
戦場では最悪木の根を齧ってでも凌いだものだが
こちらではちょっと森へ害獣退治に行くだけで
人の為にもなり、更に肉も分けてもらえて食料にも困らんと来た。
肉が自分から飛び込んで来てくれるのだから
まさに渡りに船と言う奴だ。
(右手に饅頭。左手には煎餅を持ちつつ熱弁する
はらぺこ娘)

（扉を開け、中を覗き込み）
あぁ、皆さん此方にいらしていたのですね。
どうも、ご無沙汰しております。
鳳圏憲兵隊所属、茅野華綾。再び皆さんの元に帰参しました。
ここで再び皆さんと同じ釜の飯を頂けるとなると、嬉しくなってきますね。

僕はこの前特売の卵を買いにスーパーなる戦場へ行ってきました。
元気な奥様方を掻い潜って卵を確保して帰るのはなかなか新鮮でした……
皆さんが言われるように戦う以外にも仕事があって食べ物が豊富なのは嬉しいですね！
（お茶を啜ろうとして、扉を開ける音に振り返り）
おぉ、茅野殿。いらっしゃいませ！
突然召喚された時は驚きましたが、皆一緒で何よりですね。
こちらでもどうぞよろしくお願いします！
東門殿がお茶と菓子をくれましたよ。茅野殿もいかがですか！

(もぐもぐと咀嚼しながら日車殿の話に頷きつつ)
む？茅野殿も来たか。久しぶり…でもないか？
ふむ、やはりこちらで見知った顔に会うのは妙な気分だな。
(次の饅頭に手を伸ばしつつ)

（中を覗き込んでる茅野の後ろ横から一緒に覗き込む）
あら！皆楽しそうにお喋りしてるのね！おばあちゃんも混ぜてほしいわ！！

（扉を開け適当な席につく）
同郷の者がいると聞いてはいたが、思ったよりかなり人数がいるな。
心強いものだ。
太刀花・雷華だ。よろしく頼むよ。

太刀花殿だな。
自分は伊佐波 コウだ。
よろしく頼むぞ。

まあ、まあ。日華おばあちゃまも、なんと太刀華様も此方にいらっしゃったので御座いますね。
ふふ、なんだか祖国に帰ってきた気持ちで御座いまする。

(ぽけーっとしている)

閑話休題

そう言えば海の向こうで新しい勢力が見つかったようだな。
カムイカグラ？と言うらしいが
我々軍人は時たま鬼に例えられるが
あちらには正真正銘の鬼とやらも居るようだぞ。