PandoraPartyProject

ギルドスレッド

白兎の耳

【雑談】どこかの食堂

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ざわつく、食堂のような飲食店の中。
二つ、三つと連なった大きなテーブル。誰が隣に、向かいに座るかもしれない。
けれど、今は誰もいない状態。これから音が、増える予感。

**********
どなたでも、何人でも。

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(誰も座っていない席へ、料理の載ったトレーを持ってくる。席に座って、ふぅ、とひと息ついた)

……ん、食べましょう。頂き、ます。

(休憩は終わり。小さく合掌した)
(買い物から帰る途中。ふと、食欲をそそる香りと賑やかな声に気付き、足を止める)
(くう、と小さく鳴いたお腹を押さえて。店内へ入り)
……折角なので、今日は此処で何か食べていきましょう…かね。

(注文をし、料理の載ったトレーを手に。きょろきょろと中を見回す)
(白兎の少女が座っている席を目に留めると、暫し考え込んだ後、そっとテーブルへ近付いて行き)

こんにちは。その、此処の席…ご一緒しても宜しいでしょうか。
(ちょうど、ミニトマトを口に入れたところで。もぐもぐごくんと、飲み込んでから相手を見て)
はい、もちろん。誰かを待っている、わけでもありませんから。

(そうして見上げる相手に、小さな光が漂っているのを見た)
……きらきら…あなた様は、ウォーカーの方でしょうか?
…良かった。空いている席を探していて、この場所が…丁度過ごし易そうだと思ったので。
ではお言葉に甘えて、失礼しますね。
(少女の言葉に安堵したのか、ほっと息を吐いて向かい側の席へ座り)

……?ああ、いえ。ボクはグリムアザース……精霊種と呼ばれる種族で、名は…エルナといいます。
貴方はブルーブラッドの方、でしょうか。
(コーヒーの入ったカップを口元に運びつつ、白い兎耳を一瞥し)
(向かいに座った相手の言葉に、小さく首をかたげる)
グリムアザース……あ、少し前に、見つかった種族、でしたか? エルナ様、ですね。
はい、わたくしはブルーブラッド、です。ネーヴェと、申します。イレギュラーズです……とは言っても、まだ、なりたてで、右も左もわからない、ですけれど。
(恥ずかしそうに、眉尻を下げて)
はい。『銀の森』にいる同胞が、ローレットやイレギュラーズの方々のお世話になったそうで。…といっても、話を聞いたのは風の噂程度……ですけれど。
ネーヴェ……ネーヴェ、綺麗な響きの名前ですね。宜しくお願いします。
(カップを置き、少女の名を反芻して呟いた後。ぺこりと頭を下げて)

それは……実はボクも、なんです。
一度大きな『合同訓練』に参加した事はありましたが……未だに、わからない事は沢山あって。
お互いにこれから少しずつ、新しい事を知っていけると良い…ですね。
(視線を上げ、数回瞬きして。ほんの少し表情を綻ばせながら)
わたくしも、ちゃんと聞いたことは、ないのです。人から人へ、渡ってきた話が、耳に入ってきただけで。
…まあ、綺麗、ですか? 少し前に、他の方にも、言われましたけれど…嬉しくて、ほんの少し、くすぐったい、ですね。
(頬を少し赤らめて、顔を綻ばせる)

(そして、目をぱちぱちと瞬かせ)
エルナ様も、イレギュラーズ、だったのですか。
そうですね…たくさん、たくさん知りたいと、思いますけれど、少しずつ急ぎすぎないように、したいです。
……あ。エルナ様、その、合同訓練、というのは…以前、どこかで催されたもの、なのでしょうか?
(温かなスープを、ひと口飲んで、ふと)
なるほど。その話についてはまたボクも、同胞……もしくは違う形を通じて、いつか聞けたら良いのだが……ですが。
…はい。音の響き、優しそうな雰囲気…というのでしょうか。貴方にとても、似合っていると思います。その方とは…何だか気が合いそうな、そんな予感がしますね。
(こくこくと、幾度か頷いてみせる)

ええ。多くの事を一気に学ぼうとすると、返って混乱してしまいます…ので。興味のある事から一つ一つ、ですね。
場所は確か傭兵…ラサという国で行いました。広い砂漠地帯の中にある国で、此処よりももっと……大分気候が高く、暑かったような。そんな覚えがあります。
(皿の上に幾つか乗せられたパン。その一つに手を伸ばし、小さく千切ると口に運び)
いつか、きっと、聞けますよ。人がいれば、いるほど、沢山のお話が聞けますから。
(ふわりと、微笑んで)
音の響きが、似合っている、ですか? なら、きっと…育ててくれた、お父様やお母様の、おかげ、ですね。(嬉しそうにはにかむ)
エルナ様も、その方と会って、お話しできる機会があると、思いますよ。

(サラダのミニトマトを口に入れ、咀嚼しながら、相手の話を聞く)
ラサは、砂漠で暑いと、聞いたことがあります。そこで合同訓練、とは…とても、とても、大変そうです。
(想像して、きゅっと眉を寄せる)
そうですね。人が大勢いる所は…まだ少し緊張します、けれど。イレギュラーズの皆さんは興味深い話を、多く知っていそうですから…今からとても楽しみ、です。
ネーヴェの名前について、お話された方とも……ええ。ご縁があれば、いつか是非。
(少女の言葉一つ一つに頷きながら、仄かに笑みを零し)

(もくもくとパンを咀嚼し、飲み込んでから。訓練を思い出し、少し困った様に眉尻を下げて)
……はい。暑い所が苦手な人にとっては、少々…厳しい場所かもしれないと、感じましたね。
水ではなく、砂が流れている滝もあった様な覚えが。
ですが、どうやらラサには…大きな市場がある様で。また訪れる機会があれば、足を運んでみたいところ…です。
はい。わたくしも、知らない話ばかりで。聞いていてとても、とても楽しいですよ。
(エルナの言葉に、小さくあっと声をあげて)
この前の、ハーバリウムの依頼。あそこに、いらっしゃった方です。香りを作る、素敵な方。
またお会いできたら、良いのですけれど……。

砂の滝、ですか?(まあ、と目を丸くする)
それに、市場。たくさんのものを、売っている場所…ですよね。
暑いのは、苦手ですが…とても、興味をそそられます。どんな風景、なのでしょう……全然想像ができません……。
(水の入ったグラスを、両手で持って、口をつける。その後水面を見るけれど、当然映るのは自分の顔)
(鼻をひくつかせながら、お店のドアを開く)
こっちから良い匂いが…あ、やっぱり料理屋だ!
お腹も空いたし、ちょっと食べてこ。
すいませーん、注文いいですかー?

(お皿の山盛りのお肉をニコニコしながらテーブルに運びイスに腰を掛ける)
いただきます!
(皿の上の様子に、目を丸くして、まじまじと、ファレルを見る)
…あの、その量を…食べられるの、ですか?
ふん?
ふん、ほへふはひへんへんはふひょふはほ。(訳:うん?うん、これくらい全然楽勝だよ)
(口にお肉を入れたまま喋る)
(その言葉に、目を丸くして、困ったように、眉を下げる)
ええと…同意、されている、のでしょうか。
この量を食べられるのは、すごいです、ね。
(自分の食事と、あいてのそれを、見比べてしみじみと)
んぐんぐ…。(ゴクンと飲み込み)
おねーさんはそれだけで足りるの?
お腹減っちゃうよ?
(自分のお皿と見比べている女の人のお皿を見ながら)
わたくしは、これで十分です、よ。沢山、運動することも、少ない、ですから。
むしろ、そんなに食べたら……食べ過ぎて、動けなく、なってしまいそう。それに、きっとあっという間に、…その、丸々とした兎に、なってしまいます、よ。
(足りるの? という言葉に頷きながら)
そうなんだ?
おねーさんは、しょく?が細いんだね。
丸々うさぎ…プニプニモフモフしてそう。
(お饅頭のように丸くなったうさぎを想像)
そう、なのです。
体力を、もっとつければ…もう少し、食べられるのかも、しれませんが。なかなか、難しい、ですね。

…ぷにぷに、モフモフは、困ってしまいます。
(へな、と眉を下げて)
そうなってしまったら、どこかの狼さんに、食べられて、しまうかも…。
体力もつけてムキムキになればいっぱい食べられるかもね!
でも、無理するとお腹をこわすかもしれないし大変かも。

オオカミ恐いの?
プニプニモフモフかわいいと思うけどなぁ。(「あと美味しそう」という言葉は飲み込む)
ムキムキ……わたくしが、ムキムキ。
(ぱちぱち、と目を瞬かせ、思わず自分の姿を見下ろす)
…ムキムキは、想像がつきません、ね。
ご飯は、無理をせず、食べたいと、思います。

狼さんは、怖いですよ。あちらは食べる側で、兎は食べられる側、ですから。
可愛くても、ダメなのです。特に、プニプニは、良くないのです。
それが良いよ!
それと、ムキムキはカッコいい!
おねーさんもムキムキになればカッコいいかも。

食べられちゃうのは恐いね…。(ブルッと肩を震わせる)
でも、オオカミを食べちゃううさぎもいるかも?
良くないのかぁ…プニプニ~(お皿の上のお肉をフォークでつつく)
まあ…カッコいい、ですか?
わたくしが、カッコいいのも…なんだか、想像ができません。
あなたは、ムキムキに、なりたいのですか?

そう、なのです。プニプニな姿だと、素早く逃げられませんから、ね。
……逆? それは盲点、ですね。狼さんを、食べちゃう兎、ですか…。
(頬に手を当て、首を傾げる)
(そして、お肉を突く様子に、目を瞬かせる)
あまり、お食事で遊んでは、いけません、よ?
とても、とても…プニプニでは、ありますが。
なりたい!
あと、でっかくなりたい!
強くなりたい!

プ二プ二だと、逃げてる間におしり齧られちゃうかも…。(また肩を震わせる)
そう、オオカミをバクーって食べちゃううさぎ。こっちの世界にはいっぱい居そう。
はーい、プニプニクニクニおいしい。(つついてたお肉をフォークで刺し口に運ぶ)
カッコよく、なりたくて。大きく、なりたくて。強くも、なりたい。
ふふ、なりたいものが、たくさんです、ね。

お尻を、齧られてしまうのは、とても、とても痛そうです……。(想像したのか、ふるふると震えて)
狼さんを、食べてしまう兎がいたら、きっと、わたくしたちよりも、大きいに、違いありません。
わたくしたちも、一緒にバクーっ、かも?
うん!
早くお師さまみたいになりたいもん。

絶対に痛いよ。すっごく痛いよ。
大きなうさぎかぁ…かわいいようなコワイような…?
でも、食べられちゃうのは嫌だなぁ。(2m位のもこもこのうさぎを想像した)
お師さま……ですか?
(どのような方だろう、と首をかたげる)

大きくて、気性も穏やかな、兎なら。くっついて日向ぼっこ…なんてことも、できそうですけれど、ね。
…流石に、今の季節は、暑いですが。
食べられそうになったら、…全力で逃げましょう、ね。
お師さまはねぇ、スッゴいんだよ!(ばたばた身ぶり手振り)

もう少し涼しい秋や冬になれば気持ち良さそうだね。もこもこに包まれてふわふわで幸せ…。(想像し表情が崩れる)
食べられそうになったら頑張って逃げる。
まあ……どのように、すごいのですか?
(微笑みながら、首を傾げる)

もこもこふわふわに、包まれたら、抜け出すのが大変そう、ですね?(くす、と笑みをこぼして)
ええ、そうしましょう。脱兎の如く、です。
強くてデッカイ!
あと、オレを育ててくれた!
(ぶんぶん身振り手振りで伝えようとしている)

気持ち良さそうだもんね。抜け出せる気がしないよ。(笑顔で答える)
うん。でも、でっかいもこもこふわふわでもうさぎは速そう。逃げられるのかな?
まあ。強くて、大きい…。
お師さまは、親御さまのような方、なのですね。
(相手の言葉に、物語で読んだ、熊のような大きさを想像しながら)

そう、ですね……ああ。大きな兎が、入ることのできない場所へ、逃げ込めば良いのです、よ。(少し考えてから)
わたくしたちの方が、小さいなら。色んな場所に、かくれんぼができます、からね。
うん!
強くてやさしくて、たまにコワイ人だよ。
(コワイの部分だけ声が小さくなる)

!(頭の上に分かりやすくマークが浮き出ている)
おねーさん頭いいね!
そっか、かくれちゃえばいいんだね。
それなら、逃げられそうだもんね。
まあ。(小さくなった声に、目を瞬かせ)
…その時は何か、いけないこととか、してしまったのですか?(思わず同じように、ヒソヒソして)

はい。それに、狭いところなら、気づかれても入って来られないはず、ですから。
……あら? そういえば、どうしてこんな話に、なったのでしたっけ…?
(ふと、首を傾げて)
うん…お師さまのごはんを食べちゃったり、一人でごはんを捕りに行ったりしちゃった時に。
ゲンコツも落ちて恐かった…。(思い出してブルブル震える)

そういえば…なんでだっけ?
うさぎの話だからうさぎのことだったんだろうけど…(むむむと頭を捻る)
それは……とても、とても、怖かったですね。(手を伸ばして、頭を撫でようと)

兎……兎。わたくしの、耳でしょうか?
(小さく首を傾げ、その拍子に、ふわふわの兎耳が揺れた)
うん……んん…ん?(頭を撫でられ、初めは気持ち良さそうにしていたが、撫でられていることを理解してきょとんと)

うわぁ、おねーさんの耳ふわふわだ!
それに、とっても大きい。
(初めて気付いたかのように大はしゃぎして)
……あら? も、もしかして、ダメでした、か?(きょとんとした顔に、慌てて、ぱっと離す)

ふふ、大きい、でしょう。
音も、声も、よく聞こえます、よ。
んーん、ダメじゃないよ?
でも、なんでなでられたか分からなかったから。
なんで?(きょとんとした表情で)

わぁ、良いな良いな!
いろんな音がたくさん聞こえそうだね!
…あ、でも寝るときにうるさくなりそうかも…。
まあ…それは、ですね。人の温もりは、安心できるものだから、ですよ。
怖い時、それを思い出して、しまった時。撫でられたり、抱きしめられたりすると、とても、とても、ほっとするのです。
勿論、相手に何をしてあげるか、は…相手と、時と、場合によりますけれど、ね。

そう、ですね。
夜、何かのお祭りなどを、していると。なかなか、寝付けなかったり、します。
そういう時は、あなたのような耳が、羨ましくなります、ね。

……あら…?
お名前、そういえば、お伺いしていない、でしょうか?
へー、そうなんだ。
そういえば、頭をなでられてる時、胸がぽかぽかした!
おねーさんも、なでられると安心するの?

やっぱり。
いいことばっかりじゃないんだね。
うーん…でも、やっぱりうらやましいな。
風の音とか水の音とか生き物の声とか、いっぱい聞こえそうだもん。

なまえ?…そういえば言ってなかった!
オレはファレルだよ。
おねーさんのお名前は?
わたくしも、そうですね。撫でられたり、とか、頭をぽんぽんと、されたりとか。
安心して、眠くなってしまったり、も、します。

風や水は、そうですね。生き物も、たくさん、たくさん、聞こえます、よ。
羨ましいですか?

わたくし。わたくしの、名前は、ネーヴェと、申します。
名乗るのが、遅くなって、ごめんなさい、ね。
やっぱり、おねーさんもそうなんだ。
一緒だね!

スッゴい羨ましい!
風や水や生き物の声も聞けるのは楽しそう。
それに、襲われそうになっても早く気付けそうだもん。

謝らなくても良いよ!
オレも名前を言うの遅かったし。
おまちどさまってやつだよ!

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