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ギルドショップ

歌う廃墟

今宵、星は高く高く/聖夜2019

小さな小さな軒下で 『どなた様も大歓迎!』とばかりに開放されている扉の脇に、背の高い棚が置かれていた。

だいぶ年季は入っているものの、質素ながらしっかりとした造りのそれは食器棚だろうか。
廃墟と比べると驚くほどに状態が良い。
入口の扉と違って金具などが錆びている様子もなく、戸棚に嵌め込まれた硝子も綺麗な状態だ。
つまり、雨風に晒されたこの場所にあることは不自然である。
長らく放置されている建物に、明らかに人の手が加えられている痕跡だった。

硝子戸の取手に掛けられた札には、こう書かれている。

『拙いですけれど、ひとつひとつ丁寧に手作りしたものです。
よろしければお手に取ってご覧になってください。
お気に入りが見つかりましたら、購入していただいても構いません。
お代は引き出しの中の貯金箱へお願いいたします。

集まったお金は、ささやかな恩返しとして、この教会がこれ以上崩れないよう保存するために使用いたします。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
居候・閠』


ノービスアクセサリー
聖なる夜のオーナメント
星・ベル・雪だるま・サンタなど、どこかの世界の聖誕祭について綴った本をもとに作られた布製マスコット。裏側には柊の刺繍入り。魔を退けて先を見通す不滅の輝き。それはまさにイレギュラーズのように。
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ノービスアクセサリー
クローバーの押花しおり
紙製。丁寧に乾燥させた白詰草の三つ葉を、厚紙と薄い和紙で挟んで貼り付けたもの。深緑色のリボンが通されている。習作のため、紙の色は様々。ごく稀に四つ葉が混じったものも…アナタに『幸運』が訪れますように。
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ノービスアクセサリー
クローバーの刺繍しおり
布製。濃淡の異なる緑色の糸で白詰草の小さな四つ葉をいくつも散りばめ、深緑色のリボンが通されている。 習作のため、布地や刺繍の配置は同じ物がなく、たまに不恰好なものも… アナタに『幸運』が訪れますように。
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