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ギルドスレッド

Doctor's Lab

客間

研究室にもまた、客を迎える為の場は存在する。
ここでゆっくりしていくのも、また悪くはないだろう。

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こんにちは。アルエットよ。ここは、お医者さんなのかな?
いらっしゃい。私は医者と言うわけではない故、急患であるならば他を当たるのがいいだろう。
…そうでないのであれば、茶とお菓子程度は出すが、如何かね?
邪魔するぜっと。何だ、怪しい建物があると思ったら中にいるのも怪しそうだな……と思いや、可愛らしい嬢ちゃんが来るってことはそうでもないのかね。(へへと軽く笑って)
>新たな来客
いらっしゃい。無闇に壁の設置物等に触れなければ、危険な事態は発生しない筈である。
…まぁ何だ。せっかく訪問して来たのであるからして、茶でも飲んでいくかね?
或いは、何か調査、研究の依頼があるのかね?
あ、お医者さんじゃないのね。ごめんなさい。
えっと、じゃあお邪魔するの。(にっこり笑って、椅子に腰かける)
あのねお外から見えたの。不思議なおうち。お医者さんかと思っちゃった。
何のけんきゅうをしているの? 絵本も読む?
何の研究か、と問われると、解説は困難な所だが…強いて言えば「なんで」と「どのくらい」を問い続ける研究だな。
例えば、木の家は「なんで」火で燃えるのか。火が付いたら、「どのくらい」の時間、燃え続けるか…そう言った疑問に答える研究であるな。

絵本…悪くない。今手持ちに何があるかね?
おお、気をつけるぜ。(壁の設置物に目を向けて)
ああ、なんか用……ってわけでもねえんだが、茶は貰おうかね。ま、今後そういう依頼をするかもしれねえから、仲良くしとこうって思ってな。

謎を解明する研究者ってことでいいのかね。
(茶を入れて、テーブルにコトっと置く)
…あまり味に拘っている訳ではないのでな。体にはいいはずなのだが。

基本はそうだな。『理論』を解析し、自ら『応用』に回すのを目標としている。
無論、ただの知識…『理論』部分だけでも、歓迎ではあるが。
…そう言えば自己紹介が遅れたな。シグ。シグ・ローデッド。よろしくお願いしよう。
体にいい、ねえ。俺の歳ならまだ健康よりも味を気にしちまうんだが。

はー、頭の良いお方がやってることは理解できねえや。ま、そういう時は任せるぜってこって。
俺はベック・ランディジオンだ。よろしく頼むぜ、シグよ。(茶を啜って)
そうか。…それならば、今度は味も気にしてみるとしよう。

ベックか。よろしくお願いしよう。
…ふむ。見た所、体力系の仕事をしているようであるが。具体的に何をしているのか聞いてもいいかね?
ああ、体力系っつーか……まあ何でも屋だ。
体力仕事でも何でもやるからなあ。たまに、頭を使う仕事も来るかもしれねえから、まあ頭良さそうなヤツと仲良くなろうってな。(シグの方を見て笑い)
そこまで買いかぶってくれるとは、光栄ではあるな。まぁ何か依頼がある際は言ってくれれば手伝おう。
…ああ、報酬は金品でなくとも問題ない。私が欲するのは「知識」…まぁお前さんが何でも屋をしている間に見聞した「面白い話」「他愛のない話」どれでも発生した事相を教えてくれるだけで、構わんさ。
シグさん、ベックさんよろしくお願いするの。
「なんで」と「どのぐらい」? アルエットにはちょっと難しいかも?
(シグの言葉に小首をかしげるアルエット)

絵本はね、何冊かあるよ。
男の子のお話と、お姫様のお話と、妖精さんのお話。どれがいいかな?
まぁ、説明は確かに難しいかもしれんな(ふふっと苦笑い)
…そこにある事を当たり前だと考える者も多いがゆえに。

絵本…それでは、妖精さんのお話を、頂くとしようか。
妖精さんの絵本ね。
これはね、ひとりの妖精さんが森深い妖精の里から飛び出して、冒険するお話なの。
(悪戯好きが多い妖精の中で、主人公である妖精は人を驚かしたり悪戯したりするのが好きではなかった。しかし、このままでは妖精としての存在が維持できなくなる危険がある。そこで、村の掟に従い旅に出る妖精。旅の途中で出会う仲間と共に、自分自身の「存在」を掛けた旅が繰り広げられる……絵本にしては、結構壮大な冒険が描かれた作品だ)
どうかな? 面白かった?
アルエット、これ大好きなの。シグさんも気に入ってくれると嬉しいな。

あ、そうだ。アルエット、シグさんのお話も聞きたいな。
旅人さんなのよね? 前の世界のお話とか聞かせて?
(絵本の世界に無邪気にはしゃぐ子供の様に、シグの事を知りたいと思っている様子。語る話が嘘でも大仰でも真実であっても、アルエットはその話に全身で聞き入るだろう)
成る程。絵本は子供向けばかりと考えていたが…意外と大人も楽しめる、深い話であったのだな。
これまた、一つの新たなる発見である。
…或いは、大人になってから読み直せば、子供の時と違う感想が得られる…そう言う事なのかも知れん。

ふむ。元の世界か…
私の居た世界は…「過去の記録」と言う物が何かしらの理由で断絶していてな。
昔の事を知るには、各地の遺跡から、過去の遺物を掘り出すしかなかったのだ。そして、その遺物は…時として私たちの知らない技術を秘め、それ故に研究する必要があった。
…当時の私はそういう物を研究していてな?
思えば、あの剣を遺跡から掘り出したのが、こちらに「呼ばれる」一連の件のきっかけだったのかも知れんが…
さてはて、客が帰った後と言うのも、暇であるものだな。
ふむ。少しスキルの考察でもすべきだろうか。

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