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ギルドスレッド

未来超仰天実験室

ゴールドラッシュ・アフター

愉快なアルバイトの後物語。
明日が待ち遠しいのに眠るには惜しい、そんな夜の浜辺の話。


『ゴールドラッシュ・アンド・ビーチ!』
https://rev1.reversion.jp/scenario/detail/1918

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(特に眠れない、ということはなかった。ただ、月に照らされた静かな夜の海というのは、逃せなかったのだ)うむ、やはり、美味い(酒の肴として、その光景は絶品なのだから。7~8歳ほどの見目の少女が、瓶から小さなグラスに注いだ液体をゆっくり喉に流し込み舌鼓を打つ姿は、異様な光景であるのに妙に絵になっていた)
ん夜食っっ!!ターーイムっっ!!!!
(対してこちらには、純粋に眠れなさそうなタイプがいた。
 自分で焚いた焚火で、バーベキューのあまりものを雑に焼き始めている。
 とても修学旅行気分のテンションであった。)

ややーっ!!!
エクスマリアさんったらお酒ですかっ!?お酒飲んでるですかっ!?
いっけないんだぁっ!悪い子なんだぁっ!先生に言いつけちゃいますよっ!!
(訂正、修学旅行ぐらいの心づもりだったらしい)
む、ヨハナ、か。安心しろ、マリアは良い子、だ。
良い子がすることなら、いけなくは、ない。むしろ、酒は良いこと、だ。
(あまりに強引な三段論法を口にしつつ、焚き火で焼かれる食材に目を向け)
夜食は太る、と聞いたが……抉れた箇所だけを、肥えさせるのは、難しいと思う、ぞ?
な、なんだってーっ!?
その理屈が通るならば酒場は良い子の掃き溜めっ!!
密造酒職人たちは非合法良い子として、酒場にお酒を提供する脱法良い子が成立してしまうっ!
ちくしょうおとなはうそつきだっ!!
―――というかですねっ!今ヨハナのおっぱいは関係ないでしょっ!
ヨハナが食べたいから食べるんですっっ!
うそが上手くなるのも、大人への一歩、らしいぞ。
しかし丁度いい。マリアも、小腹が空いた、ところだ。
(焚き火に近寄ると、香ばしい匂いに金髪が月に照らされながらうねうねと蠢いた)
そりゃあピーターパンだってネバーランドに引きこもりましょうねぇっ!
わっ!アルコールの匂いっ!エクスマリアさん本当にお酒飲んでらっしゃるっ!
『このゲームに登場するキャラクターは全員成人済みです』ってテロップ入れなきゃっ!

  このゲームに登場するキャラクターは全員成人済みです。

これでよしっ!
ところでマシュマロも焼きますっ?
こんなこともあろうかと、というかこういう時のために用意してきたんですよっ!
大宇宙赤斑吸血アルパカの切り身もありますよっ。
問題、ない。二十歳など、かなり前に過ぎている、筈だ。

うむ、マシュマロも、いいな。アルパカは……食べられる、のか?
食べられますでしょうっ!だってアルパカですしっ!メイビーッ

さておいて、さておいてですっ?
エクスマリアさんって成人だったんですかっ。
失礼を御承知ながらも思った通りのことをズバズバーっというならば、もっと年下っぽく見えますよねっ。
ふむ、羊みたいなもの、と考えれば、美味いかも、しれんな。
ついでに、これも。
(近くを通りかかったヤドカリを捕まえ、火に当てる)

人間とは生きる時間が、大幅に違うから、な。
実際どれほど寿命があるか、見当もつかない、が。
まあ、見た目が幼い自覚は、ある。存外、便利だぞ?
闇鍋感が増してきましたねぇっ!わかってるぅっ!
(マシュマロとか肉の串を持ち上げて焼き具合を見ながら)

そういえばエクスマリアさんはウォーカーでしたものねー。
見た目はだいたいヨハナ達とおんなじでも、ビミョーな所が違うんですねっ。
たとえばたとえばどんな風に便利だったりっ?
海の幸、だ。きっと、美味い(肉の焼ける匂いを嗅ぎ、顔は無表情なまま髪の毛がぱたぱたしている)

買い物に行くと、菓子を、おまけしてくれる。
あらやだささやか。おじいちゃんおばあちゃんからの受けの良さが伺えますっ?
・・・・・やや?おじいちゃんおばあちゃんといえばですね。
エクスマリアさんの元の世界にも、御老人の方はいらっしゃるんですよねっ?

(焼いたアルパカと、マシュマロを構えて。
 「どっちがいいですか」と問いながら。)
ああ、老若男女問わず、老いたものも、生きている。
マリアの一族も、じいじとばあば達は居る、ぞ。
(しばし迷いつつ、アルパカの方に手を伸ばす)
なるほどー・・・・・?(焼きアルパカ肉を渡す)
いやはや、なんといいましょう。
暫定人生100年程度かなー?なヨハナからしてみると、なんだか途方もないお話だなーと思いまして。
なに、人生など、長さより、濃度、だろう。
まあ、同じ時間感覚の中で、絶対量が多い分、濃度も高められはする、が。
(アルパカ肉をぱくり。肉汁と旨味が口に広がり、髪もさらにぱたぱたと元気よく反応している)
それは真理ですね。
座学に費やした1000年と、実践に費やした10年とでは、質も性質も違いますもの。
(もちもちとマシュマロを引き延ばすように舐めとる)

では、エクスマリアさんとしてはですよっ?
ここ混沌で過ごした時間というものの濃度はいかほどですっ?
どちらも、相応に役立ち、時に弊害ともなるだろう、な。
違いはあるが、差ではない、のだろう。

混沌に来てからは、蜂蜜のように、濃密、だな。
故郷もまた、色濃く、芳醇だが、此処は未知と、意外に、溢れている。
同意なく喚ばれた身ではある、が、今は、悪くない。
んぇへへぇ~ そうですかぁ?
濃くてスイートで、やや胸焼けしそうな感じですっ?
お気遣いでもなんでもない本心でしたらとっても嬉しいですねぇっ。
胸焼けも胃もたれも、したことはないので、な。
いつかは帰る、から、な。土産話のためにも、飽きぬ限りは、味わい続ける、だろう、さ。
ええっ!是非とも面白おかしい武勇伝的な語り草になさってくださいっ!
なんだったら映像作品化してくださって構いませんよっ!
もっというならば、全部が終わっても適度に混沌に遊びにきてくだされば嬉しいなってっ!
映像化は、練達に頼んでおく、か。
ふむ、行き来が可能になるなら、喜ばしい、な。
そういった手段も、探してみると、しよう……と。

ヨハナは、帰る、のか?
やっ?ヨハナっ?帰るっ?

・・・・・あ、そっかっ!タイムスリップ的なお話ですねっ!
「全てが終わった後、ヨハナがどうなるのか?」というのは諸説あると思うんですよ。
そのいずれも仮説にすぎないのでなんとも言えませんが・・・・・・

少なくとも、元の地点(時間)に帰るというのは不可能なんじゃないでしょうかっ?
ほら、不在証明在りますしっ?
ふむ、そう、か。帰りたいと、思わない、のか?
未来から来たのが、真実ならば、不在証明を超えてきた、ということ、だろう。
帰りたい。

なぜですか?
「不在証明が成り立たない混沌」というのがどういう状態であるか。
それがどれほど酷い意味を持っているか。
考えてもみてください。
それさえも、枠に収まるほどに、進歩した、というのも、考えられなくはない、が
……世界法則すら破綻するほどに、崩壊しきった、という方が、よりあり得る、か。
ヨハナはそうは思いませんね。
ヨハナの知る限り、枠に収まらない進歩を混沌は許していませんもの。
宇宙船は概念として存在し、それを構築するだけの知識と技術はあっても、決して機能しないのは、そういった進歩そのものの上限を混沌が定めているからだと、ヨハナは思います。
また、『強欲』の七罪が起こした事件を考えてみれば、魔種は『枠組みからはみ出す』行為を可能とする存在であることは明白です。
それはつまり魔種が「不在証明を打破する存在」であり、「不在証明が存在しない世界」というのは、魔種あるいは破滅に脅かされた世界に違いありません。
少なくともヨハナはそう思います。
あー・・・・ですので、はい。
ヨハナは「帰れない方がいいかなー」なんて思いますねっ?
すみませんね突然早口でっ!
なるほど、な。それならば、確かに。
帰りたいとは、思えんだろう、な。
それに、こちらで滅びを免れれば、滅びでそうなった未来自体、変わり果てる、か。
ざっつらいっ!
神託を信じるならば、混沌が破滅を回避しさえすれば、あらゆる世界の未来が救われますっ!
そしたらですねっ!いつかの未来に生まれるヨハナは、今みたいに素敵で無敵な世界で、今よりもっとずっと好き勝手に生きられるんですっ!
こんな素敵な話がありますかっ!
そらもうヨハナだって本気になろうってもんですよっ!
や・・・・・・なんですか。
ヨハナ、なんかおかしなこと言いましたかっ。
……いや、ヨハナは、自由だ、と思って、な
本人のその気は、どうあれ、言葉を選ばなければ、能天気、とも取れるように、見えるぞ?
じゃあ、能天気でお願いしますっ!
その方がホラっ!面白いのでっ!
それがいいなら、そうしよう。
面白い、というのは、重要、だな。
そうですともっ!面白ければだいたいのことは笑って許せm
んあああああああああああああああっっっ!!!サカナガコゲテルッッッ
なんてこったガワがほとんど炭みたいになっちゃってますよ錬金してないのにっ!



・・・・・・たべます?
……マリアは、これが、ある(海水を注ぎながら殻越しに焼いたことで程よく煮えたヤドカリを手にする)
おう・・・・・
それじゃあこれはヨハナが食べます・・・・・・ サクサクシテソレホドワルクナイ....
うむ、これも、中々(ぱりぽりヤドカリを食し、持参の酒を呷る)

ヨハナは、こちらでの濃度は、どう、だ? 聞くまでもないかも、しれない、が。
そらもうっ!
カルピスの原液を濃縮還元して、牛乳2割くらいの比率で混ぜて一気飲みくらいですっ!
ヨハナに「元々の価値観」なんてものがあったら、今頃粉々にぶっ飛んでるんじゃないでしょうかねっ!
どこにいってもなにをしても、愉快で痛快でハッピーで、やってやれないこともないですしっ。
それは、かなり濃厚、だな。美味そう、だが
ヨハナも飲みたくなってきましたよカルピスっ。
そうだっ!明日はかき氷探しましょうっ!
カルピス味のシロップたっぷりなやつっ!
ゴールドたくさん頂いたので、追加料金でこれでもかーっこれでもかーってぐらいっ!
ああ、それはいい、な。
山盛りのを、頼むとしよう。懐は十分に、温まった。
そうと決まれば、早い目に明日をお出迎えせねばっ!
ヨハナちょっとオフトゥンに潜ってきますねっ!
エクスマリアさんもあまり深酒なさらないでくださいなっ!
(火の始末を終えると、つったかつったかと寝床へと向かう)


(離れたところから「オフトゥンダイブッ」とか、「うるさい」「何時と思って」とか声が響く)
ああ、ヨハナも、寝坊しないように、な(最後に一杯、酒を飲み干して、彼女もまた寝床へと向かっていった)

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