怠け者の庭（団員ゆったり募集中） 郊外に寂れた洋館がある。
開かれた門扉は錆び付いて動かず、割れた門灯は辺りを照らすことは無い。
門をくぐってすぐにある前庭には枯れ果てた草木と高く積み上げられた我楽多の山。
山の向こうに見えるおんぼろ屋敷は幽鬼にも出逢いそうな面持ちで、大抵の人間は足を踏み入れるのを躊躇うだろう。

その名も『我楽多屋敷』

君はこの屋敷の噂を耳にして立ち寄ったのかもしれないし、たまたま迷い込んだだけなのかもしれない。
何はともあれ敷地内に足を踏み入れた君の目には、我楽多の山に埋もれた男を見つけることができるだろう。

彼に話しかけるかどうかは君の選択次第である。