誰でも、来て
でも、シュテ、口ベタ……だから
それでも、良い、人、だと、良い……？

最近、全然、ダメダメ。
お話、出来ない、なってる……。
もっと、みんな、仲良し、なりたい……なのに……。

こちらのほうから、歌が…聞こえた、ような……？
（きょろきょろ、と辺りを見回しながら。ふと少女を見つけて、立ち止まる）

……妖精様…？

（妖精と勘違いをしたらしく、小さな呟きが、零れ落ちた）

ふぇ……？だあれ？
(妖精様？と言う小さな呟きが聞こえて
少女は歌うのをやめて声の主の元へ視線を向けて)

……ぁ。
（視線が合って、目を瞬かせる。数瞬のあと、はっ、と我に返った）
えっと、突然、申し訳ありません。ネーヴェと、申します。
今の歌は…妖精様が、歌ってらっしゃったのです、か？
（問いながら、かく、と首を傾げて）

……ネーヴェ？
シュテは、ヨーセーサマ、違う、だけど……歌は……うん！歌ってた！
歌うの、好き！
(妖精様と言う言葉には困りつつ
素直に歌っていた事を明かし、満面の笑みで楽しそうにそう返す)

妖精様では、ないのですか？　えと……シュテ、様？
（ぱちぱちと、目を瞬かせながら）

まあ……好きこそ物の上手なれ、ですね。
…よろしければ、お話か…また、歌を聴いても、良いでしょうか？
（相手の笑みに、つられるように、微笑みを浮かべて）

シュテは、シュテルン！ネーヴェ、よろしくっ！
(にこやかに微笑んで)

スキコソモノ？……うーん、シュテ、難しー言葉、まだ、べんきょー、だから
わからな、だけど……
お話も、お歌も、いーよ！
(どんなお話やお歌がいいかなぁと考えながら)

シュテルン様、ですね。よろしくお願いします。
（こく、と頷いて）

好きこそ物の上手なれ、は…好きだからこそ、どんどん、それが上手くなる…そんな意味、だったかと。
シュテルン様なら、歌が好きで、沢山歌うから、とても上手くなった…ということに、なりますね。
いつ頃から、歌われているのでしょうか？

うんうん！

ふーん！そーなだ！そーかも！
お歌、好きだもん！
いつ？………………いつ、だろー？気づいた時、には、歌う、してた。
シュテ、いつ、わからない……。
(物心つくその前から歌っていた気もするけれど、何かが抜けているように思い出せない様子でしゅんとして)

まあ。…では、きっと幼い頃から、歌が好きで、無意識にでも、口ずさんでいたのかも、しれません。
昔の記憶は、はっきりしないことも、多いですから。……なので、わからなくても、大丈夫ですよ。ね？
（シュテルンを見て、安心させるように、微笑を浮かべて）

んー……そーかも……。
無意識、口ずさむ、だた、かも。

そー、かな？うん……うん……ありがとー……。
(ネーヴェの微笑みにシュテルンも微笑みで返して)

はい、きっと。
わたくしは、そういったものに、あまり…触れる機会が、なかったので、出来る方はすごいと、思います。

…シュテルン様は、どのように歌を、覚えられているのでしょう？
どなたかから、聞いたりとか、教えてもらったり、でしょうか。……あ。自分で考えたりも、するのですか？
（思いつく限りの方法を、かく、と首をかたげながら、言葉にして）