PandoraPartyProject

ギルドスレッド

郊外の一軒家

庭先

季節に応じた花が咲いているこの家の庭
ベンチやテーブルと椅子なども置かれておりここで話をする事も出来る様だ

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
ああ、ありがとうシェリー(椅子に座って、瓶の蓋を開けてから食器を並べ)
……良い香りだね、流石はシェリーだとも。
(ダージリンの香りを楽しみながらカップに手を伸ばす)
お褒めに預かり光栄です
さて、どうしたものでしょうか
(紅茶を啜り、パンにマーガリンとマーマレードを塗り)
フフ、どうしたものかな?

ルーレット、なる遊びを思いついたのだが…如何だろう。
お話しの種も持ち合わせていない訳ではないのですが

ルーレット、ですか
おや、そうなのかい?
ならシェリーの話の方が気になるね

ダイスやじゃんけんが使えるようになったからね、今なら簡易ルーレットが使えるだろう?
本来のルーレットの赤・黒・Allを、じゃんけんのグー・チョキ・パー、に当てはめて行うわけさ。
いえ、どうしても話題がないようでしたら過去に訪れた世界の話を、と思いましたが
その必要は特にない様ですし

ふむ、成る程
乱数にいくつか別のパターンがあったのならばもう少し他のやり方もあったのでしょうが
き、気になるな……他でもないシェリーの話だ、とても気になる。
君からすればそれほどの事でもないと言われてしまうかもしれないが、他の世界の事は知って損はないしね?

そうなのだよ
もう少し捻りが欲しかったかもしれない、私のこれは些か盛り上がりに欠けるからね。
いえ、お話しするのは全く問題ないのですが

せめて乱数が6、10、100の3種類であればよかったのですが
1種類というのは些か使いづらく感じますからね
ふむ? もしや私に気を遣ってくれたのかな。

だね、例えば私が予想するにしても……

グーの24、グーの49に賭けたとしても…
46
話題を2つ並行して話すと言うのは如何な物か、とも思いまして
このお話しが終わった後にカタリナ様が望むのでしたらお話ししましょう

・・・ふむ、じゃんけんと乱数の2つを利用する事により30パターン程度なら可能ではありますが
じゃんけんで3、乱数の上桁又は下桁を使用する事により10、それらの組み合わせで30パターン
30程度ならば本来の物とも近く、奇偶、3・6目、縦一列、大中小、前後半等にも対応できましょう
おお、そういえば上桁と下桁の存在を忘れていたよ。
なるほどそれなら少しは楽しめる……かな?
後は賭ける物のシステムさえ確立させてしまえばギャンブルらしくなるね。
(手元のメモに書き留めながら頷き)

……ふぅむ。(軽くダイスを転がして)
99
これならば1点賭けもある程度は現実的になりましょう
あとはカタリナ様の仰る通り賭ける物と配当等のシステムの整備が必要となりますが
その辺りは知り合いに任せれば何とかなるだろう。
最近は模擬戦の場であるギルドでメダルみたいな物を扱っていたりするしね、
福引券なる物を賭け金代わりにすればいいんじゃないかな。

でなければ普通にその場限りのチップ配当でもいいしね!
この辺りは追々、でしょうか
そもそも人が集まるとも知れませんし
ん? 人って何の事かな
シェリーの家に人を集めて良いなら君の知り合いを呼んでみたらどうだい?
いえ、計画した所で人が集まるのか、と思いまして
一定数の需要はありそうではありますが

そも私に知り合いの方など数える程しか居りませんよ
フフ、少数で集まって楽しむのも粋な物だよ?
逆にイレギュラーズが大量に集まって賭博しているのも奇妙だろうとも
それもそうですね
募集するのならばカタリナ様のギルドで十分でしょう、少なくともここよりは集まりやすいでしょうし
シェリーも遊びに来てくれるならそれも良いね
フフ……(紅茶を飲み干してから、マーガリンを塗ったバタールを食べて)
(ポットから新しく紅茶を注ぐ)
ええ、一度お伺いするとしましょう
尤もそういった物はあまり得手としてはおりませんが
フフ、ありがとう。(早速一口啜り)
得手ではなくとも、ちょっとした賭け事で思案を巡らせるのも中々粋な物だよ?
結果的に言えば考えるだけ無駄な事だとしても、ね。

それでそれで……君の巡った世界の話。
聞いてもいいかな?(ちょっと楽しみだった様で微笑み)
えぇ、それではお話いたします、が
これは冒険譚等と言った物ではなく、ただの旅の記録であるという事を先に申し上げさせていただきます

あの世界は機械技術がとても発達していた世界でした
私が巡った世界で五指、あるいは1,2を争うやもしれぬ程には発達していましたね

私が最初に降り立ったのは街中
その町は外観こそ整っておりましたが・・・日中だと言うのに街中には全く人の姿がありませんでした
勿論承知しているとも、前にそういった事はしていないと聞いたしね?
(ゆっくりとカップを置いてから話に耳を傾け…)

……、ほう?
人の姿が無いとは、どういう事だったのかな。
文字通り、街には人ひとりも見られませんでした
整った町並み、人が使うであろう家屋・商店等はあれど街中に見られるのは清掃をしている機械のみ

家屋・・・には無断で入れないとはいえ他の商店等の類には入ってみたのです、が
料理店と思しき場所、店内、厨房共に人影なし。それどころか調理の跡なども見られず
食料品店と思しき場所、人影なし。商品や在庫などの類も見られず
……人の生活が、営みの痕跡が無い?

もしや、その街だけなのかは分からないが…人が居なくなった後も、
その機械達が街を維持していた……とか?
(元の世界では機械なんて時計位しか無かったのでドキドキワクワクしていた)
私も最初はその可能性を考えました
世界単位で、とまでは言わずとも国や街などが滅びた物は幾度となく見てきましたから

続けますね。その街を見学している内に工場と思しき施設へとたどり着きました
そして施設へ足を踏み入れると街中で見られた物とは違う機械が動いており、どうやら何らかの実験らしき物を行っている様でした

施設を探索している内に、休憩室と思しき場所で実験を行っていた物と同タイプの機械を発見しました
それを観察しようと近づいた時、その機械から人間の声が聞こえたのです
年若き、20代程の男性の声でした
……機械の中に人が入っていた、のだろうか……
(紅茶を無音で啜りながら続きを聞こうとする)
半分ほど正しい、と言った所でしょうか
この時に軽く騒ぎになったのですが・・・本筋にはあまり関係のない話ですので割愛いたします

私は集まってきた彼等に3つほど質問をしました
1つ、この世界に人間、ないしそれに類する知的生命体は存在しているのか。存在しているとしてここには居ないのか
2つ、この街は何の意図で存在している物なのか
3つ、この世界に存在する他の街などもここと同様の状態なのか

1つ目の答えとしましては簡単に申し上げますと”存在はしている”でした
ただし、この世界で生きている訳ではない、とも
では何故、明らかに人が生活する事を意図して作られている街に人影が見られないのか

その答えは彼等と共に家屋の1つに入った際に明らかとなりました
人は、確かに存在していました
横になった円筒の機械の様な物の中、頭に機械の様な物が取りついていた状態で眠っていましたが
円筒の……?
装着するタイプの機械か、混沌に来てから何度か耳にした事があるよ。
半ば信じられないが、意識を肉体から剥がす事ができるとか?

もしや、その類の物だったのかい?
(紅茶をいつの間にか飲み干して)
ご明察の通りです
正確には、人間の脳を電子世界に接続する為の物だそうでしたが、大した違いではないでしょう
円筒の機械は肉体の状態を健康に保つための物だそうです

彼等の説明によりますと、その世界では数百年前にその世界の人類は現実世界に見切りを付け生活の場を電子世界に移したそうです

その世界中で繋がっている電子空間・・・ネットワーク、と言いましたか
そこにある現実と同一の世界・・・ここでは仮想現実世界と呼称します。仮想現実世界で人々は生活を行っているとか
……現実に見切りをつけた、か。
皮肉だね。温もりを求めて人々は文明を作り上げた筈だろうに。
……そんな世界で、人類は子を産み育めたのかい?
(新しく紅茶を注ぎ)その当時は資源問題が深刻化していたそうで
資源を無限に生産できる世界に逃げ込むのはむべなるかな、と言った所ではあると思うのですが

ええ、可能だそうです。私も実際に見学する事が出来ました
まず仮想現実世界において婚約した両者の同意がある場合、女性側に現実世界におけ妊娠と同様の現象が現れ、それと同時に現実世界において”生産”を開始
予め用意されていた受精卵に処理を加え前述の両者の遺伝子を受け継いだ受精卵を作成。40週程の養育期間を経て仮想現実世界では出産を、現実世界においては養育期間を終了。その後に他の住民と同様に機械に接続、という事でして

機械の中で赤子が養育されるというのは中々に興味深い物でした
(ありがとう、と紅茶を取って一口啜る)
何とも私の世界では考えられない倫理観だが、それ程までに徹底したとなれば相当の危機を予見したのだろうね。
私の世界もそれに近い末路を辿ったのだから。

考えも、想像も及ばない様な世界だが、そこに至るまでに存在したであろう理想は人として同じだったんじゃないかな。
シェリーが直に目にしてどう思ったか分からないが、多分それなりに幸福を人々は手に入れていたんじゃないかい?
(自身のカップにも紅茶を注ぎ)
少なくとも、興味深い事例ではありました
同程度に発展した文明はいくつか目にして来ましたが、このような方向性を目にしたのは初めてでしたので

ともあれ、先の疑問の内2つは解決しました
残りは街が存在している意図についてだったのですが・・・これに対しての答えは至極単純でした
仮想現実世界と同期させているから、だそうです

ともあれ疑問は解消されましたのでその後は他愛無い会話や他の施設見学をした程度ですかね
他にもそれだけの技術を持った世界があるのだね、
いや街角で出会うだけでも確かにそんな世界から来た旅人が居たけどね。
こうして想像もつかなかった事を話に聞くと、随分と印象が変わる。

……ああ、確かに建造物を綺麗に残しているのは違和感があったが。
なるほど…そこは現実の世界と重ね合わせる事で仮想世界の『現実味』を深くしていたのだね。

いや、私が聞いても中々興味深い話だったよ。
最初に君を見つけた機械が驚き騒ぎになったというのも分かる、本来なら人類は皆現実を生きていないのだからね。
シェリーと出会った者達もそれは大変驚いたろう(マーマレードとジャムを塗ったバタールを置きつつ、紅茶をまた一口啜る)
ええ、現実に干渉していたのはごく僅かな方たち・・・あの場所で出会った機械を以て干渉している方々だけの様でしたから

・・・さて、お話しできる事はこの程度でしょうか
ご満足いただけたならば良いのですが
なるほど、整備役の者達だけか。
誰もが現実の世界の事を忘れているわけじゃないのは何処か皮肉だね。

うむ。 とても面白かったよ、やっぱり異世界の話はそれぞれ勉強になるよ。
王になってから元の世界の中を駆け回り色々見て来たが、狭い世界だったと思うくらいに。
興味深い話をありがとう、シェリー。(バタールを食べて指についたジャムを一舐めし微笑む)
ええ、ご満足いただけたならなによりです

・・・あの世界を去る間際、彼等は私に問いました。この世界に留まるつもりはないか、と
そのお誘いを断ったからこそ、私は今ここに居るのですが
……何故、君を引き留めようとしたのだろうか。
君がそのまま留まらなくて良かったよ、
こうして時々美味しい紅茶が飲めなくなるのだしね?(一口啜り、カップを置いて)
他の世界から旅をしているという事を、あの方たちにもお話ししましたから
その上で、かと
尤も、留まる理由もなかったのですが
ああ、それなら幾分想像がつくね。
恐らくは君の経験や知識に基づいて何か新しい事を求めたのかも知れない。

ちなみに、その世界を後にして他にも幾つか世界を渡ったのかい?
恐らくそれも理由の一つではあったのでしょう

ええ、その後に十数個程
あの世界は留まっていた期間が短かったですから
なるほど。
十数回も世界を渡った……か、本当に凄いな。
また今日の様に話を聞かせて貰えるかい?

次もまた、パンジーを植えに来るつもりなんだ。(そっと庭先に植えたばかりの花を指差して)
通常1つの世界には数週間から数か月程滞在していますから、実際には大した期間ではないのですが
先ほどお話しした世界は比較的近頃に訪れた世界でもありますし

ええ、ぜひお越しください
世界と考えれば短いかもしれないが、
一つの都市に滞在していた期間とでも思うと長い方じゃないかい?

さて
紅茶美味しかったよシェリー、ご馳走様。
そろそろ行こうかな…とその前に……

何か、君の聞きたい話でもあるかい?
話の種を貰ったままというのも何だしね、一応聞いておこうかな
たしかに都市としての滞在期間としては長いのでしょうが
そう都合よく最初に人の住む場所に降りれる訳でもありませんでしたから。複数の場所を巡る場合もありましたので

・・・そうですね、お聞きしたい事、ですか
カタリナ様がお話ししたい事をお話ししていただければそれで
都合良く降りられなかった場合、
もしかして君は人里求め数日旅する・・・なんて事もあったのかい?

フフ、私が話したいのはシェリーの事だね。
何と言ったかな、君はとてもミステリアスで思わず知りたくなってしまう魅力があるのだよ。
ええ、当然ながらその様な事もありましたね

はぁ、私の事、ですか
……なるほど・・・(懐から取り出した手帳の一番下に何か書き足した)

そうだとも、私は君の話も聞きたいのさ。 特別な意味はさっきも言った様に無いがね?
後は、何だろうね……うむ。(暫し悩む様子で空を見上げる)

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM