PandoraPartyProject

ギルドスレッド

unknown

【PPP四周年記念】がちゃがちゃ、ころり

 世界平和に必要な物は幾つか存在(あ)ると何処かの誰かが絶叫(つ)げていた。シュガー・パウダーにチョコレート・ソース、酸いも甘いも患った乙女心の継続性だ。何を言っているのか最初はわからなかったけれども、今ではワタシも彼女等の虜だ。ああ、大正解(ジャスティス)かな悪魔のとろけた舌(タン)シチュー、ともしたマッチのぬくもりからどぼどぼと臓物(たまご)が溢れて往く――この現実(いま)こそが運命の糸と言うべきだろう、蠕動の長身(なが)さはワタシが一番知っている――二色の球体に狂いはないのだ。がらがらしゃんしゃん、奇妙な鳴り物と共に金貨(おもい)を放て。ずぶずぶと沈んでいった身体は何者かと同化している。好かった、世界こそが地獄で楽園なのだ。のそのそと這っているカタツムリさん、もしや君は殻に狂ってばかりなのかい?
 蒐集癖(ななくせ)が直る事など万にも腸(ちょう)にも在り得なかった。のたくった血管の上にカプセルを置いて、また新たなキミを召喚(ごろごろ)しよう。俗人(もぶ)の喚き散らしはNですらない。確率。確率が敵なのだ。聳え立つ壁を乗り越えなければ本物の※※は落ちてこない。そういえば硬質な肉を齧り忘れていた。ああ、しかられる。叱られたい。慈愛に満ちた表情で、頭の中で、その蜜を啜っていたい。
 冗談じゃない。泡々(アワアワ)といた状態で眼球が真面に働くと思っているのか。良質なステーキを食したいなら肉屋のゴラによっといで――いや、今いうことじゃないでしょ。千切れた声帯(のど)が声(いしき)を取り戻していた。うぐ、うぐぐ……食材のクセになんてうるさい、蠅もこれじゃあ飛ばないね。ぶつ切りぶつ切り噴水の中へ――努力すれば何だって叶う、そうだろう? 頭巾をかぶった狼さんは矛盾している。
 棄てられた部位(おもちゃ)の群れが一斉に沸き立った。今度はオマエの番だ今度は貴様の番だ今度はキミがカプセル内だ。ざわついた沼(RC)が纏わりついて、嗚呼、フラーゴラは何処にいく――ランダム要素の蹂躙曰く、愛とはこういう底らしい。

 ぐるぐる。ぐるぐる。ぐるぐる。
 がちゃがちゃ、ころり。
 卵になったらどうしよう、食べられてしまいそうだ。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM