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ギルドスレッド

移動城ダイアナ

豆の香りのする翼

彼は苦味と自由を漂わせていた

●お相手:ハイネ・ラッツェル

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(ダイニングにハイネを通し、テーブルにつく。正面は空いていたが、椅子を引いて自分の隣を勧めた) まぁ、座るといい。
(驚いた。初めは奇妙な城なその城に。つぎに、目の前の人物の行動に)……お招きありがとう、と、言っておくべきなのかしら。(目に警戒の色を浮かべながらも、勧められた席に着く)
礼を言われるべきなのかそうでないのか、ピリカラにはわからない。お前がピリカラに感謝しているならそれは、喜ぶべきことかもしれない。だがピリカラも、城に客人を招きたいと考えていたところだったのだ。この移動城ダイアナにな。 とはいえ、まだ名前も聞いていなかった。羽を持つヒト。
む……(警戒の色が少し和らぐ。彼の言葉からは悪意は感じられない、気がした)そう。じゃあwin-winってやつだったのかしら、私達。ーー私はハイネ、ハイネ・ラッツェルよ。貴方の名前は?このお城の、城主さま?
ピリカラはピリカラだ。城主ではない。あるじの去ったこの城に住み着いているものだ。しかし、城主の名をとってピリカラ・プースカシアと名乗ることを許されている。城主はダイアナ・プースカシア。城とピリカラは、ひとつの名を分けて与えられたのだ。
ふーん、じゃあピリカラちゃんはこの雇われ大家ってとこかしら。……大丈夫なの?こんな怪しいお兄さん勝手にお城の中に入れちゃって。そのダイアナさんってヒトに怒られない?
(むすっとした雰囲気で、もとより鋭い目つきが悪くなる)知るものか。ピリカラだって拉致されてきたのだ。雇われてすらいない。城に戻らぬ主の意向など気にかけてやる義務はない。 ハイネは怪しいか?どこが怪しい?
え、えぇ……自分で怪しさポイント説明するのかなり恥ずかしいんだけど。うん、大丈夫、ピリカラちゃんの判断は間違ってないわ。私、怪しくないもの。(深く頷いて)じゃあピリカラちゃんは強制労働なのね、同情するわ……。(涙をぬぐう仕草、もちろん演技だ。大分警戒心も和らいできたようで足を組んだりする)
まぁ、しかし。ピリカラも元より住む場所を持たないから、屋根があるのはありがたい。働いているというより、ただ住んでいるだけだ。あまり何もしないと、せめて共用場所はきちんとしろと、同居人に怒られるのだが。(少しうつむき、足をぶらぶらさせながら)
それならいいの、かしら?確かに住むところは必要よね。(再び神妙に頷いて)……待って、貴方ひとりじゃなかったの?私その人にここから追い出されたりしない!?今外に出されるのは、ちょっと、困るのだけど!
さあ……それは考えなかったが。いいのではないか?人を集めることは既に言ってあるから、なんとか気に入られるようにしてくれ。 ハイネは家がないのか?
家ね、無いのよね今……勢いで出てきたからお金もあんまり無いし……。 うぅ、わかったわ。その同居人さんに媚びれば良いのね。努力してみるわ。珈琲とか、お好きかしら。紅茶派だったらどうしよう……。
ワケあり、というやつだろうか。散歩にしてはずいぶんと町から遠いところを歩いていたし。 同居人は知らんが、ピリカラはコーヒーが好きだぞ。
ま、まぁそんな感じ。最初は意地張ってみたけど、正直ピリカラくんにはメチャメチャ感謝してるわ……。(目を輝かせ)ほんと?それなら私も遣り甲斐があるわ。使えるお兄さんアピール、欠かさないよう頑張るわね!
人から感謝される……なるほど、悪いものではない。(目を閉じで、少し感じ入ったように頷く)困ったことがあればピリカラに言うといい。問題が解決する保証はないが、出来る限りの便宜をはかってやる。ひとまずは部屋が必要だな?一室整えよう。鳥の剥製がある部屋と、やや獣臭のする部屋、どっちがいい。(わかりづらいが、少し嬉しそうな雰囲気でぺらぺらと話す)
獣臭!?一体何が居るの!? ええと、剥製の部屋に入らせてもらおうかしら。最初の部屋も興味は引かれるけど、今は自分の命が惜しいわ……。同族の剥製があるって言うのも中々、複雑だけど……。
さあ……この城はよくわからないことが多い。なにせ魔女の城だから。 ピリカラは、羨ましいと思う。飛行種が。翼を動かすのは、忙しそうだが。(後ろに視線を向けて、長い羽を興味深そうに見る)
そうね、お城が動くこと自体不思議なことだものね。 (視線に気づいて、羽を揺らし)あら、そう?ピリカラちゃんは……羽が好きなのかしら。(ポケットの羽ペンに視線を向け)
ピリカラは、空が飛びたい。羽ペンは願掛けのようなものだ。理想は、雲のように飛ぶことだな。(ぴょんと、椅子から飛び降りる) 暇があれば、空へ連れて行ってくれないか。他人の翼で飛ぶのは、たいそう楽で気持ちが良いだろう。 さあ来い。マットレスを運ばなければ。(一度だけ振り返って微笑むと、てくてくと廊下の方へ消えていった)
ふふ。私飛ぶのは下手っぴだから、乗り物酔いしちゃうかもしれないわよ。覚悟して頂戴ね。(いたずらぽく微笑む。つられて椅子から立ち上がって)はいはい!新生活に向けてすてきなお部屋にしなくちゃね!(一度大きく伸びをして、その背中を追った)

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