ギルドスレッド
小魔の隠れ家
…………?
(適当に日課の散歩をしていれば、
何やら奇妙な建物に遭遇した。
入口は頭蓋骨を模したインテリアや看板で彩られていて。
「この看板を見て、うしろをふり向いた時、おまえは………死ぬ」
「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」)
(適当に日課の散歩をしていれば、
何やら奇妙な建物に遭遇した。
入口は頭蓋骨を模したインテリアや看板で彩られていて。
「この看板を見て、うしろをふり向いた時、おまえは………死ぬ」
「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」)
!!!?こっ、これは、僕の趣味ってわけじゃなくて…っ!
(大慌てで隠すように、動かせるものからささっとしまってしまう
(大慌てで隠すように、動かせるものからささっとしまってしまう
…………飾るにしても、マシなものがあると思うけど。
(正直、あの立て看板は入り辛くなるだけな気がする)
(正直、あの立て看板は入り辛くなるだけな気がする)
…………なるほど。でも、今後は片付けておくか……飾りは別のものにした方がいい。
(誰だ、この看板を立てると言ったのは。
まあ片付けるならいいのだけれど、
小さく溜息をつく)
(誰だ、この看板を立てると言ったのは。
まあ片付けるならいいのだけれど、
小さく溜息をつく)
ぅぅ…で、でも、こうして一人足を止めてくれたなら、効果が無かったわけではないかなっ?
(小さな溜息は聞こえつつ、この見た目は自分でもわかっていたが前向きに
(小さな溜息は聞こえつつ、この見た目は自分でもわかっていたが前向きに
………そうね……。
(ふむ、と考える素振り。何かを思案するようにゆらり、ゆらりと尻尾が揺れる)
…………そもそも、どうして飾るの?
(ふむ、と考える素振り。何かを思案するようにゆらり、ゆらりと尻尾が揺れる)
…………そもそも、どうして飾るの?
(なにやら考えている間、ゆらりと揺れる尻尾を眺め…)
……ぇっ
なんにもないと、人が来てくれないだろうからって…
……ぇっ
なんにもないと、人が来てくれないだろうからって…
………誰かに、来て欲しいの?
(かくり、と首を傾げた。
誰かと話しをするのが好きなのだろうか)
(かくり、と首を傾げた。
誰かと話しをするのが好きなのだろうか)
んー…僕って昼間なかなか外に出られないからね
どうしても人と会うことが少ないし、暇になっちゃいやすいから
どうしても人と会うことが少ないし、暇になっちゃいやすいから
…………それなら、そう書けばいい。
(誰の家かも知れない他人の家に訪問するのは、届け物くらいのものだろう。
それ以外にあるとすれば、店だ。
……店でなくてもいいかな。誰かが来さえすれば、それでいいのだし)
(誰の家かも知れない他人の家に訪問するのは、届け物くらいのものだろう。
それ以外にあるとすれば、店だ。
……店でなくてもいいかな。誰かが来さえすれば、それでいいのだし)
………そうね。吐露したいモノを隠している者は、沢山いる。話を聞いてみるのも悪くは無いはず。
…………別に。
(ふわり、と尻尾が揺れた。
「誰かに聞いてもらいたい」とか。
そういう感情のようなものは全て、
前の世界で捨ててしまったのだ)
(ふわり、と尻尾が揺れた。
「誰かに聞いてもらいたい」とか。
そういう感情のようなものは全て、
前の世界で捨ててしまったのだ)
……話したい事とか。人の話を聞くのもいいけど、あなた自身のことを話すのも、悪くはないはず。
僕が日中外に出れないからだね。日光がダメで。
夜しか出れないとどうしても人と会いにくいから、こうしたら誰か来るんじゃないかって。
夜しか出れないとどうしても人と会いにくいから、こうしたら誰か来るんじゃないかって。
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些か不気味さのあったそれは、夜にもなるとお化け屋敷かのようにも見える