PandoraPartyProject

ギルドスレッド

花売りワゴン 泡沫

しゃぼんだま

生まれて直ぐに消えていく。
それは一夜の情事のようで、これから行われる行為をそれだけが黙したまま見守っているのだ。

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(てってってってっと黒い成獣の豹が軽快な足取りで歩いて居ると歌声が聞こえてワゴンの脇でピタっと止まる)

…あ。(「シャイネン・ナハト辺りにヤドリギ売ってくれた奴だ」。そんな事を考えながら咲良を停止した状態でじっと見る)
(視線に気づいてそちらに目をやると、どこかで見たことがあるような猫科の動物がこちらを見つめていた。
猫、ではない。ブルーブラッドか、ファミリアーか。どちらにしても人に近いモノだ。)
こんにちは、お兄さん。
(ふわり、笑う営業スマイル。なにか反応が返ってくればよいが)
あ、ども…。(街角で聞いた覚えがある男の声が会釈と共にネコ科から発せられる)

前にシャイネン・ナハトの時期にヤドリギ買った男だが、覚えてるか?俺、それなんだが…偶々通りかかったら歌が聞こえて。(立ち寄ったらしい)
(名乗られれば「あぁ。」と短く声をあげる。)
えぇ、覚えていますよ。お久しぶりです。
お見苦しいところをお見せして、申し訳ありません。
おう、久しぶり。…なんで見苦しいんだ?歌ってただけだろ(相手へと近づきお座りして首を傾げた)
僕の歌なんて、他人に聞かせるようなものではありませんから。
それよりほら、こうやって棒を振ってた方がよほど耳心地がいい。
(再び榊の枝を振るとどこからともなく聞こえる穏やかなメロディー。彼のギフトによるものだ。)
そか?俺は音楽は良く分からねえからな…最近、楽団に音楽聞きに行くが耳に心地いい音はいい気はぶんになる
(棒を振るとどこからとも無く聞こえてくる音に尻尾がゆらりと揺れ)それ、ギフトか?そう言うのもイイなぁ…

(興味ありますって目が棒の先を追うように動き、偶に前脚の先がピクッと動いたり)
少なくともプロでもない僕のそれよりも、こういったそれの方がいいと思いませんか?
(視線が棒に会わせて右往左往したりしている様子を見て微笑み)
気になりますか? お兄さん。
どっちも良いんじゃねえの。合わせたらもっと良いかもな。

ん?あ、いや、えっと…動くモン見るとつい追う癖が…(ヤベッて首がメトロノームになりかけてたのを停止させ)
ふふ、そうかもしれませんね。
(なんだか目で追うのが楽しくてわざと大きく動かして見せたりして)

ところで、お兄さんは先ほどの歌をご存じですか?
アンタわざとやってねえ?(動きそうになるのを必死で堪えて)

いや、知らねえ。なんか悲しげな歌だなとは思ったけど
ふふふ、バレましたか。ノってくれてもよかったんですよ、お兄さん。

このうたは、ある旅人の世界が貧しかった時代、間引かれた子供たちのことを歌った歌。
生まれて直ぐに死んでしまった我が子のことをうたった歌。
(すこしだけあいた間。ふぅ、と息を吐いて)
そして、僕自身の歌。
この大きさで戯れたら危険だろ。前にゴリマッチョの知り合いにも説教喰らったからな…

……なるほど。…アンタの?(首を傾げるが自分から理由は聞こうとせず)
ちょっとやそっとじゃ大丈夫ですよ。僕はこうみえて頑丈ですから。
(そういって力瘤をつくって見せる。出来てない。)

ええ。
僕は、花売りですから。
んや、ハイエナの家族も逃げたから。つか力瘤できてねぇぞ。

………花売ってる花売りじゃねえのか。(崩れないバベルで何となく隠語と理解できたようだ)
よっと…(人型に形を変え、立ち上がり)

あんまそっちは立ち入ってねえからなぁ…
むむ。僕も少しは鍛えないと行けませんかねぇ。
(二の腕を見つめむぅむぅと唸る。)

ええ、僕は花を売り、花を売る花売りです。
お兄さんはそういう経験が少なくてらっしゃるのでしょうか。
僕でよろしければ、ね?
(そう言うと細く長い指を伸ばして相手の胸元に触れようとした。どこか、色めかしげに笑って)
…悪いが行きずりでそう言うの利用する気はねえんで。(パシっと手首を掴んで拒否をしようと)

幾ら商売でも今アンタを買う気はない…必要なら買うかも知れんけどな。

………まあ、なんつーか…アー……(ネコですとか言えねえよなぁって言葉を濁した)
(捕まれた手に驚いた表情を浮かべたあと笑って)
なにも行為だけが僕の商売ではないのですよ、お兄さん。
例えば、そうですね、知識を売るとか。やりようはいろいろに。
そう、お相手の方の悦ばせ方、その技術。相手に送るプレゼントまで。
そんな相談に乗ったり実践を行ったりもしていますよ、僕は。
へぇ、そんな事まですんのか。

……例えば?…あ、言葉で頼むわ。実践しなくていいからな…
そうですね、その方にも依りますが
(そう言って悩んだように腕をくみ)
お兄さんのパートナーはどんなかたですか?
男性?女性?性格はどんなですか?物の好みは?
パートナーが決まってるわけじゃねえけど…元恋人は男だったな。

つか、パートナー作る気は今んとこねえよ。
(パートナーを作る気がないと聞きまた驚いた顔になり)
おや、そうだったんですね。それは失礼。
んや、別に失礼働かれたとも感じてねえよ。

まあ、自分が発散するにも悦ばせるやり方とか知っといたほうがいいのかなと。楽しめる方が良いだろ、そう言うのなら
ふふ、優しいですね、お兄さんは。
(ありがとうございます、と小さく微笑んで)

そうですね、ご自分でやられる分にも知識があればだいぶ違うと思います。
ただ、僕は人に説明することが苦手でして。
優しいってのは違うんじゃねえのかな…そう思わなかっただけって言っただけだし…(言われ慣れてないのと自分が優しいと言うのを受け入れられないらしい。)

んー…まあ、実践するのが普通だよなぁ…
誘う時ってさっきみたいにやると高確率で乗ってくんの?背小さい利点だろうけどさ(190cm以上の奴の感覚でもの言ってるだけで悪気は無い)
ならそれはお兄さんの生まれ持った人柄ですね。
とてもよいご両親だったのでしょう。

さぁ? ヤる気のある旦那様にはこういった誘いかたをしますが
お兄さんの場合は、そうですねぇ
(顎にてをあて少し考え込む)
ん、まあ悪い気はしてねえから。ありがとな(親が褒められるとチョロい)

ああ、ヤる気あるなら確かに乗ってきそうだな。
いえ、こちらこそ。

たとえば、お兄さんはどんな考えをお持ちでらっしゃるのか、伺っても?
お兄さんのような方はあまり出会ったことがなくて。
考え…て言うとそう言うのに対してか?

少し前までは愛し合ってやる事だろって。今は発散する為の行為と愛し合ってやるのはまた別だけどタイミングが合って同意があったら良いんじゃねえの程度だな…。

流石に誰彼隔て無く誘うとかは出来ねえしする気ねえけど…なんつーか、元恋人とので色々知ったし
まあ、職業柄そういう道もあったんだろうが俺の師が無理だろってそういうの仕込まなかったから…
そうですね、適度に発散しないと、人というのは脆い生き物ですから。
しかし発散も相手からの同意を得なくてはそれは犯罪になってしまう。
そういう、お兄さんやお姉さん……旦那様や、奥様のために僕らは存在しています。
逆に言えばそういう方がいないと存在できない。そういう職業なのです。

とはいっても、ですね。行為は必要なものというわけでもありませんから。
何事もそれぞれ自分のペースで行うのが一番ですよね。
(にこり、微笑んで)
何でも屋さんも大変ですね。色仕掛けで相手を騙して任務をこなすこともあるのでしょう。
お兄さんは教えてもらえなかった、ということでしたけれど。
まぁ色街ってのが世の中にある理由だわな。金を出して同意を買う。見合ったモン差し出して見合った技術を…ってのはどこの世界も一緒だな。そうもいかねえ世界はいくらでもあるけどさ

俺は物理専門だったからなぁ…情が移りやすいってので避けてたのもあるし……そう思うとあのクソ野郎、案外俺の事配慮してたのか…?…いや、アー…認めたくねえな…(目の前の相手にではなく記憶の中の人物に思考を割き、しばらくブツブツ独り言を発している)
僕は街に属することが出来ません。けれど、かといって全うな商売も出来ませんのでこうすることで食いつないでいるんですよ。

ふふ、どんな仕事であれ部下や教え子を思わない上司、先生はいないと思いますよ?
真っ当なぁ…真っ当ってのがパン屋だの商人だの、傭兵だので基準が変わるから正直どれが真っ当なのか判らねえわ…
まあ、自分大事にしろよ。

俺の事玩具で金稼ぎの道具って公言してる奴だからな…自立後も偶に目の前に現れてちょっかい出してくるし…想うってのがアイツの場合「俺の所有物とるんじゃねえぞ」ってのだからなぁ…俺はそも所有物になったつもりもねえってのに
えぇ、お兄さんも。
どこかで、しんでしまってはもったいないですよ?ね。

出すぎた真似かもしれませんが、ひとつだけ。
好きという感情の反対は無関心です。
そうやって執着の意を示しているならば、お兄さんはその方にとってそういう存在だったのですよ、きっと。
そうだな…大事にしとくわ。

うっわぁ、気持ち悪ぃ。(相手の言葉で割り出した答えに一言嫌悪感を露わにした。相当毛嫌いしてる様子が感じ取れるかと)
(感情をむき出しにした感想。それを聞いて声を圧し殺しクスクスと笑った。)
いやマジで気持ち悪ぃわ…人の事散々玩具にしてるし普通に考えると虐待って言葉が一番合うような扱いしてるからな。

…オイ、なんでそこで笑う?笑えねえだろこれ…
いえ、憎悪であれ嫌悪感であれ、その感情を抱ける相手が、そんな感情を向けてくれる相手が居ることが羨ましくて。
それから、お兄さんが少しだけ可愛くて、つい。
そうか?……まあ、無関心になるよりはアイツは嬉しいだろうな…相手しないのが一番だとは思うんだが…クソ、なんか図られてる気がして来た

あ?可愛いって……つか、最近俺の事可愛いって言うやつ多過ぎだろ…
(眉尻を下げて悲しげに笑い、)
僕も、僕を必要とする旦那様方も互いに『無関心』ですから、基本は。
自分のことで精一杯なんですよ。だから、他人に構う暇なんてない。
相手に感情を向けるというのは余裕のある人の特権なんですよ。

(度々かわいいと称されると愚痴を溢す相手をみて)
そうなんですか?最近はどなたに?
なるほどな…一理ある。

え、元恋人に家族と友人。年端も行かないガキならまだしも35歳相手に可愛いはねえだろ…
俺よりよっぽどアンタの方が可愛らしい顔だと思うけどな。顔の作り的に。
(かわいい を否定する男に対し)
顔の作りばかりがかわいいに含まれる訳ではありませんよ。
たとえば、お兄さんの何気ない所作や行動。言葉。
そういったものを見て、聞いて「かわいい」と言ったのでしょう。
所作や行動…言葉…なんか余計可愛いって言われるの嫌になったわ…(尻尾がピクッと動いたあとに横にスッスッと揺れ不機嫌を表し)
顔が整っている人間は掃いて捨てるほどいますが、そういう意味で整っている人は一握りですから。
嫌になってしまいましたか? ではこう言い変えましょう。
『貴方は美しい人』だ。とくにその感情と、それの表現が。
(これならどうでしょう?と首をかしげた。)
…なんつーか、凄え微妙。美しいだの可愛いだの言われてもどう返していいか…褒め慣れて無えから……

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